特急「はやとの風4号」指定料金券

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特急「はやとの風4号」の指定料金券です。
「はやとの風」は、九州新幹線開業時に鹿児島中央~隼人~吉松間で運転を開始した比較的新しい特急です。
鹿児島中央で新幹線を受け、霧島高原方面への足として、また観光列車「いさぶろう」「しんぺい」の連絡列車として、観光客輸送がメインとして登場しました。

驚いたのが使用車両で、ローカル列車用のキハ47型気動車(パワーアップされてキハ147に変更)を、特急用に内装を改造して使用しています。
特急型車両を普通列車用に改造するケースはいくつかありますが、本来普通列車用の車両を特急用途に改造するのはおそらく初めてではないでしょうか?
(普通用に改造する前提で作られた車両としては、秋田リレーの例がありますが・・・)
車内は特急「つばめ」に似たリクライニングシートが配置され、真ん中には、展望コーナーがついています。
もっとも写真を見ればわかるように、外観は展望コーナーを除けば色を塗りなおしただけで、あまり「特急」というイメージは沸きません。

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また、「九州横断特急」と同じくワンマン運転を実施しており、車両前面には「ワンマン」と記載された札がついています。
もっとも、車内販売や観光案内等を担当する客室乗務員が乗車しており、この方が車内改札等を行っています。

車窓は肥薩線内はあまりみどころらしいところはなくやはり竜ヶ水近辺の鹿児島湾でしょうか。
ただこれだけでは弱いので、明治時代に開通してから駅舎が立て替えられずに残る嘉例川駅を目玉に持ってきています。
「はやとの風」は嘉例川駅にも数分停車し、見学できるようになっています。

内装は変わったものの、走行性能にはあまり手を入れていないようで、もともと速く走れないローカル線の肥薩線はともかく、高速走行が可能な隼人~鹿児島中央間は、電車特急「きりしま」なんかと比べると、どうしてももどかしい走りになるのは仕方ないでしょうか?
窓が開くので、この日は車内がやや暑かったこともあって窓を開けましたが、自然と窓を開けられるJR特急なんて日本でこれぐらいではないかな?

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