特急「サンライズ瀬戸シングル」特急券・寝台券

サンライズ瀬戸シングル特急券・寝台券

サンライズ瀬戸の「シングル」個室の特急券・寝台券です。通常「サンライズ瀬戸」は東京~高松間の運転ですが、繁忙期の週末を中心に高松から折り返し琴平まで延長運転することがあります。今回はその延長運転の終点琴平までの特急券です。

なお、「サンライズ」は既に何度か取り上げているのでお分かりの人も多いと思いますが、サンライズの一人用B個室は「ソロ」「シングル」「シングルツイン」と3種類あるため、「ソロ」「シングル」については列車名にくっつけることで、「一人用B寝台個室」の区別をつけています。なので、サンライズを初めて発券する駅員は何も知らずに「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」と列車名を指定してシングルツインを出してしまう事例をたびたび見かけます(笑)

なお、この琴平延長は2024年現在も行われていますが、トラブルが発生すると高松止めとなり琴平に行かなくなるため注意が必要です。

瀬戸内海を海で渡る

東京駅の発車標

東京駅の発車表示もちゃんと高松・琴平行きとなっていました。高松を入れたのは高松で折り返し琴平行きになるためでしょう。

2024年現在は21:50発に改められていますが、数年前まで、「サンライズ瀬戸・出雲」は東京駅22:00発で固定されていました。そんな東京駅の発車表示も琴平の文字が入るようになっています。行き先表示に出てくるのは観光業界における「アナウンスメント効果」と言われ、駅など人が集まるところで表示されたり連呼されることで、観光地の知名度の大幅な向上が見込めるとのことで、この琴平延長もそれも狙っているように見えます。なんといっても東京は人が多いですからね。

なお、上り東京行きは高松発固定で琴平発はありません。

側面

側面もちゃんと「高松・琴平」に改められました。

側面も「高松・琴平」に差し替え。一時的な運行ではなく、週末を中心とした定期的な運行となったたため、方向幕も専用のものが用意されるようになっています。

列車に乗り込み、2階にあるシングル個室に落ち着きます。部屋番号20番台は2階席であることを示します。駅弁とビールで夜食とし、その日は早々と寝落ちしました。

瀬戸大橋

サンライズ瀬戸のハイライトはやはり瀬戸大橋でしょう。2階個室だとかなり視界が広がりますが、如何せん天候が・・・

目が覚めると岡山駅停車中。
もそもそと起きだして顔を洗って昨晩買ったコーヒーで目を覚まします。そうこうしているうちにトンネル区間に。ということは児島手前でもうすぐハイライト区間です。

「サンライズ瀬戸」のハイライトはやっぱり瀬戸大橋でしょう。寝ながら瀬戸大橋からの景色が見られるのはこの列車ならではです。特に2階からの景色はすばらしく、「サンライズ瀬戸」に乗る場合はこのためだけでも2階席が欲しいところです。
ただ、東京発車時はそうでもなかったのですが、こちらは雨。せっかくの瀬戸内海も雨で霞んでみえました。

高松到着

高松到着後、折り返して琴平に向かいます。なお、高松からの乗車はできません。

瀬戸大橋を通過して坂出に到着後、いったん高松に向かいます。高松で折り返して琴平に向かうことに。なお、高松駅では乗車はできません。なお東京~高松と東京~琴平は運賃・料金ともに同額なので、この延長区間については完全にJR四国のサービス運転ということになるのでしょう。

この折り返し区間にあたる宇多津~高松間の往復運賃・料金は不要です。ちなみに、岡山~高松1660円、岡山~琴平1450円と岡山発だと琴平のほうが安く、乗車時間が長いのに運賃が安いという不思議な状況になります。

金蔵寺で運転停車

金蔵寺で運転停車。多度津~琴平間は単線で全駅で停車しますが、金蔵寺は運転停車扱い。なおうどんの有名店「長田in香の香」はここから歩いて10分ほど。

雨はますます激しくなってきます。シングルの2階席は窓が天井に向けて湾曲しているのが特徴ですがその特徴ゆえに窓ガラスを雨が容赦なく打ち付けます。これはちょっと予想してませんでしたが、雨の日は2階席は景色があまりよろしくないってことで勉強になりました。

琴平到着

終点琴平到着。あまり使用されない4番ホームに停車します。

雨の中、終点琴平に到着。そして観光協会の方?が横断幕を持って出迎えていました。
しかしこの雨だとちょっとこんぴらさん参拝はあまりよろしくないよなあ・・・と早々とあきらめ、こんぴらうどん工場店に駆け込み、朝うどんと相成りました。
朝からうどんはさすがうどん県。(笑)

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