2013年に発売された富山県置県130年記念乗り放題きっぷです。富山県内のJR線、富山地方鉄道、万葉線、富山ライトレールが1日乗り放題でした。当時は北陸新幹線がありませんでしたので、北陸本線もJR線となっています。
価格は1300円と周年記念きっぷなだけに激安。特に運賃がかなり高めの富山地方鉄道を使用するとあっという間にモトが取れてしまいます。富山~宇奈月温泉(1820円)なんか片道でモトが取れてしまいます。
このため、午前中を富山地方鉄道で富山~宇奈月温泉~立山~富山とまわり、午後は主にJR線を周遊することに。富山地方鉄道については以前に記事にしていますので割愛しています。

なお、富山県では現在これと近い性格のきっぷとしてtabiwaで「とやま周遊2dayパス」が発売されています。富山地方鉄道の鉄道線は利用できませんが、富山市内線、あいの風とやま鉄道、氷見線、城端線、万葉線などが2日間乗り放題で1520円です。
富山県を鉄道で周遊するときに便利です。
最後の国鉄形の輝き
氷見線ではキハ40型気動車が現在も活躍中ですが、うち3両を忍者ハットリくんラッピングとして運用しています。氷見が藤子不二雄Ⓐ先生の出身地ということで、このラッピング列車が運行されています。終点の氷見では藤子不二雄Aまんがワールドとして、市内のあちこちに藤子不二雄Ⓐ先生の作品の絵や像が見られます。いきなりドーン喰らうこともあるかも(笑)
そういえばドラマ化されるんですね。

車内はほぼ原型のままですが、ハットリくんなどのステッカーが貼られていました。
一方こちらは城端線に入っていた南栃市をイメージした車両。なんといっても合掌造りで有名な五箇山がエリアとなるため、合掌造り集落のイラストが描かれています。
このほか氷見市、高岡市、砺波市をイメージした車両があり、2017年まで活躍していました。
さらに高岡駅に入ってきたのは・・・
485系のK1編成は夜行快速「ムーンライトえちご」で使われていた編成で、2015年の廃車までずっと国鉄特急色を維持していました。このころには「ムーンライトえちご」のほか「くびきの」やこの「北越」「いなほ」にも使われていました。
「北越」「いなほ」は特急なのでこれだけ特急料金とられるのは、なんか不思議な感じもしましたが、当時のJR東日本では同じ特急型車両を特急/快速で使うことが多く、特急で乗るとなんか損した気分になったものです(笑)
富山に着くと今度は北陸本線全線開通100周年のステッカーをつけた413系が客待ち中。
2ドア両開きの413系100番台車です。100番台は473系を改造した車両で、473系自体1ユニットしかなかったため、413系100番台車も1ユニットしか存在しない珍車に。さらに一番後ろにクハ455が入っていました。
こんな感じで2015年の北陸新幹線金沢開業を迎えることとなりますが、これらの国鉄形車両はキハ40を除き一掃されてしまいました。
一部はあいの風とやま鉄道に譲渡されましたが、これも徐々に廃車が進んでいます。
こういう国鉄型電車にはやっぱり駅弁が似合うということで富山駅で購入したのが「富山味づくし」1200円也。
2段重ねのお弁当ですが、北陸本線全線開通100周年の記念駅弁として掛け紙が特殊なものになっています。なお、現在は通常版が1500円で販売している模様。
中身は小鉢で20種類ほどが詰められています。ますのすし、ホタルイカ、ブリ味噌焼あたりはいかにも富山らしいチョイスではないでしょうか。
がっつり向けではありませんが、日本酒片手にちびちびやるにはちょうどいいかも・・・ってお酒買うのすっかり忘れてました。
駅弁を食べながら富山県を抜け、413系電車は直江津方面に向けて走り抜けていきました。
 
  
  
  
  







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