新幹線「こだま844号」WESTERポイント超特典きっぷ・他

こだま844号特急券です。
超特典きっぷ乗車券

超特典きっぷの乗車券側。7.5割引、博多~新山口660円相当はすごい。

株優

新山口~三原間は同じ「こだま844号」の同一座席の株優に。当初自由席でしたがやっぱり変更しました。

乗車券側

株優の乗車券側。山陰本線~山口線~山陽線経由です。このため、経路外にあたる博多~新山口のみ超特典きっぷで付け足しています。

5/15の記事と同じく「WESTERポイント超特典きっぷ」です。今回は博多→新山口まで「こだま844号」を利用です。さらに新山口から三原まで同じく「こだま844号」のJR西日本の株主優待を併用。株主優待は5割引なので超特典きっぷよりも割引率はよろしくないですが、元となる乗車券ルートが松江~新山口~大阪と大回りのルートを取っており、株優の一筆書き+複数列車の特急券半額の使い勝手と、超特典きっぷの安さを組み合わせてみました。
同じ「こだま844号」の同一座席を指定し、そのまま乗車できるようにしています。

この組み合わせを行う場合、「WESTERポイント超特典きっぷ」が指定席専用のため、新山口停車列車を選択する必要があります。

超特典きっぷの詳細は5/15の記事で紹介しているので割愛しますが、きっぷの区間がつながっていれば併用そのものは問題ありません。
しかし博多~新山口で乗車券が660円相当、特急券が860円相当というのは、ポイントを手に入れる面倒さはあるものの、ちょっと衝撃的です。JR新幹線の運賃・料金体系は100~300kmが一番割高に見えるので、ここの75%引きは結構大きいですね。

JR西日本株主優待の「変更」の罠

さて、ここで新山口~三原の「こだま844号」ですが、「乗変」の文字が入っています。これはつまり別の特急券から変更しています。今回はもともと新山口~三原の自由席特急券だったのを指定席に変更したものになります。
JR西日本の株優の変更ですが、従来は特に規定がなく、通常の乗車券と同様の変更ができたのですが、2023年の株優の制度変更に伴い、株優の変更にもルールが追加されました。
JR西日本の株主優待を紹介しているお得旅行系サイトは多いですが、意外と変更に関するルールについて周知しているサイトはなく、割と面倒で制限がきついのでここで紹介しておきます。

変更、払い戻し、運行不能に関するルール

  1. e5489上で購入して引き取り前の場合、きっぷの変更は何度でも可能です。
  2. 引き取り後ならびに「みどりの窓口」や「みどりの券売機」等で購入後の場合、特急券など料金券は原則として変更は不可。ただし、日程、設備の変更に関しては1回のみ可。

    例えば、下記の場合は可能です。
    ・特急券を自由席から指定席に変えたい場合(設備変更)
    ・日程を4/24から4/25に変更したい場合(日時変更)
    ・例外として、日時変更後の特急券が停車しない場合、異なる区間の特急券・乗車券に変更できます。

  3. 払い戻しルールは通常の乗車券類と同じ。ただし株主優待券の返却は行われません。
  4. 運行不能時については、通常のきっぷと同様に無手数料払い戻しです。すべてのきっぷを払い戻した場合、使用済みとなった株主優待券を未使用にする再有効化処理を行います。未使用にする場合、株主優待証の本券が必須です。
    申し出後、だいたい最大2週間以内に優待券が未使用に戻るのでそれを利用して再申し込みができるようになります。なお、優待券が利用可能になったことをお知らせすることもできます。(要電話番号)

だいたいこんな感じでしょうか。
株主優待券は今まで変更についてはアバウトでしたが、2023年のルール変更で、原則として特急券は変更不可となっています。ただし、変更は「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」ではできず、みどりの窓口で行う必要があります。JR西日本はみどりの窓口の削減が顕著なので、あらかじめおさえておきましょう。

また、運行不能時のルールに関して全部払い戻しの場合、株主優待券を再利用できるように処理を行いますが、その際株主優待券の本券が必須となっています。購入後も決して捨てないようにしましょう。

よくオークションサイトなんかでJR西日本の株主優待券を番号通知のみで済ませる取引を見かけますが、もし旅行がキャンセルになった場合株主優待の再有効化処理ができなくなってただの紙屑になるので、割とチャレンジャーだなと思ってみたり。

引退始まった500系と元グリーン車

博多駅で出発を待つ500系。

博多駅で待っていたのは500系の「こだま844号」。現役では唯一1990年代に製造された最長寿新幹線500系もいよいよ廃車へのカウントダウンが始まりました。

5/21の記事から続く)

鳥栖付近の宿に泊まり、翌朝普通列車で博多に向かいます。やってきたのは813系リニューアル車。車内をロングシートに改装したのが最大の特徴ですが、車端部にはクロスシートが残されています。改装費用をケチったのでしょうか。

博多駅でいったん改札を出て、「WESTERポイント超特典きっぷ」で新幹線改札から入ります。
ホームには500系新幹線による「こだま844号」が客待ち中でした。
500系も気が付けば現役最古参の新幹線になってしまいました。1990年代の車両はもはやこの500系のみで、新幹線の新陳代謝の激しさを物語っています。

6号車

6号車は元グリーン車。やはり座席の豪華さは他の車両より一枚上。1990年度らしい、ホールド感高めながらソファのような座り心地が特徴です。

座席の6号車は元グリーン車。シートピッチそのままなので座席間隔が広く、座席もかなり豪華。N700S系のようなカチンコチンの座席が最近のトレンドのようですが、個人的にはホールド感ありつつもソファのような座り心地の座席のほうが好きかな。

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三原駅に到着。

三原駅に到着。各駅停車でも博多から2時間15分というのはさすが新幹線。

「こだま」なのでのんびり・・・といっても博多から三原までは2時間ちょっと。在来線とはくらべものにならないほど速いです。
あと何回500系に乗ることができるのかわかりませんが、この個性的な車両はおそらく絶対に忘れないでしょう。

5/25の記事に続く)

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