特急「ソニック25号」九州アプリくじきっぷ

ソニック25号指定券
アプリくじきっぷ本体

アプリくじきっぷ本体。くじ購入4500円+指定席引き換え時500円で合計5000円です。往復きっぷの「行き」券扱いなので、金額はありません。

JR九州から2024年7月に発売された「くじきっぷ」です。「JR九州アプリ」上で4500円で「くじ」を購入し、その中で表示された行き先のきっぷを500円で購入できます。「くじ」といいつつどの行き先も往復5000円以上なので、事実上「ハズレ」はありません。

「くじ」の行き先と確率は公表されており、下記のとおり

・JR九州線3日間乗り放題・・・3%(300枚)
・福岡市内から鹿児島中央往復・・・5%(500枚)
・博多から熊本往復・・・25%(2500枚)
・博多から浦上/長崎往復・・・25%(2500枚)
・博多から別府/大分往復・・・42%(4200枚)

一番安いのは博多~大分往復で、「九州ネット早特3」往復利用で5000円です。損はないとはいえ、かなり偏りのある確率にはなっています。

このきっぷの購入はスマホの「JR九州アプリ」限定となっています。JR九州では初めてのアプリ限定きっぷとなります。もともと「JR九州アプリ」にはクーポンなどをストップしておく機能があり、エキナカの店舗などの割引クーポンなどが配信されていました。その機能を使用して「くじきっぷ」が発売されています。

くじきっぷ画面

くじきっぷトップ画面。ここで「くじ引き券」を4500円で購入します。

まずはJR九州アプリ上でくじ引き券を購入。

くじ引き結果。

購入後、くじ引きをします。自分は大分になりました。

購入後、くじ引きをします。アニメーションがあり、結果が表示。くじ引き内容はクーポンボックスに送られ、9/27までにきっぷを500円で購入します。

クーポンボックス

クーポンボックスにくじで獲得したクーポンが送られます。

クーポン詳細

クーポンの詳細。ここで9/27までの間に列車指定を行ってきっぷを引き換えます。なお、引き換え可能なのは乗車の一か月前から。

くじ引きで決定した行き先は「クーポン」の形でクーポンボックスに送られ、そのクーポンを用いてきっぷを購入するか判断します。きっぷ購入はJR九州アプリ限定で、その時に500円を支払います。

JR西日本の「サイコロきっぷ」に近いですが、確率が1/3ずつと割と均等だったサイコロきっぷに比べ、かなり確率に傾斜をつけています。さらにこちらは後発のせいか、特にインターフェイスまわりがかなり改良されています。とくにくじ引き券購入~くじを引く~きっぷ購入が一つのアプリの中で完結しており、購入に戸惑うことが多かった「サイコロきっぷ」に比べると比較的スムーズでした。

一方で「サイコロきっぷ」では行き先が取れても指定席が取れない事態となり、場合によっては発売を早期終了せざるをえなかったりしましたが、JR九州はそこも重視したのか定員管理をきっちりしています。
まず、1列車あたりの「くじきっぷ」で乗車できる人数を制限。そして、指定の変更を一切禁止としたうで、発売枚数に上限(10000枚)を設けました。通常のきっぷではネット販売でも定員管理はできませんが、そこが自由にできるJR九州アプリの強みで上限を設けています。

その結果、7/1の発売開始、9/26まで発売とのことですが、

発売終了のおしらせ

発売から3日立たずに10000枚が完売。。。

発売が7/1の11時からですが、7/3の12時には既に10000枚の上限に達したため、発売終了。実質2日間で売り切ってしまいました(驚)
夏休みに購入しようと様子見していた人も多かったようで、そこかしこで買えなかった人の嘆き節が。
自分は間違いなく売り切れると踏んだので、7/1の11時に即くじを購入しています。

きっぷの券面はまさかの「九州ネット早特7」と同系統。くじきっぷはくじを手にいれていれば乗車当日に購入も可能で「早特」ではない気がしますが、くじは早々に完売してしまったので、大半の人にとっては7月初旬に9月までのきっぷを購入したという意味で「早特」で正解なのかもしれません。

ついにラーメンからうどんに

かしわおろしうどん

たっぷりとネギとかしわが乗った「冷やしかしわうどん」博多駅でもこの暑さではちょっと熱いラーメンは勘弁。

お昼の博多駅は人と真夏の暑さで、ややぐったり気味。普段なら博多駅から列車に乗る前に景気づけにホーム上のラーメン屋一杯頼むのですが、流石にこの気温でアツアツのラーメンはシンドイ。
冷麺はないことはわかってたので、多分冷やしうどんがあるはず?の3,4番ホームへ。もっともソニック25号も4番ホームからの発車なので好都合。案の定冷やしぶっかけうどんがあったので、早速これで昼飯です。

お値段はややお高めの580円。ネギとこの辺りではよくみかけるかしわをフレーク状にしたものが乗っています。かしわの量が案外多く、しょうががアクセントになって普通においしいです。たまに博多でうどんもいいか。

ただし、福岡県は実はうどんの消費額がラーメンの消費額を上回っており、うどんとラーメンの単価を考えると、うどんの消費量はかなりのものになっています。(全国10位)最近首都圏進出を果たした資さんうどんは北九州市が発祥。

やってきたのは青いソニック

ソニック25号

青いソニック25号。ただし、4号車は885系に近い車体。

入線したソニック25号は青い車体で883系7両編成。4,5号車は後年の増結車で、既に後継の「白いかもめ」885系が製造されていたため、車体などが885系と同じタイプになっています。

何気に「白いかもめを青く塗りなおした」と言われ、え?とは思ったのですが、写真で見直すと、SONICロゴがないとそう見えてしまうのはなんか不思議。

車内

車内は、ほぼ885系と共通。座席も885系と同じ。「かもめ」ですと言っても通用しそう。

内装もほぼ後継の885系と同じ。ただし、シートバック裏のロゴが「SONIC」ロゴとなっており、このあたりが「かもめ」と違うところです。

ソニック25号は停車駅の少ない速達タイプ。特に中津~別府間の山越え区間の爆走は何度通っても飽きません。大分駅で下車。所用を済ませて別府駅に戻り、駅前のビアバーに入りました。

別府ブルワリー

駅下車して海側すぐに「別府ブルワリー」の醸造所兼バーがあります。駅前にあるのは便利。

駅前のスーパーホテルの一階に「別府ブルワリー」が入居しており、奥ではタンクもあってここで醸造、そして販売を行っているようです。
最近はこういうビルのワンフロアを使ったマイクロブルワリーが増えている印象で、中には空港内駅舎内に醸造所を設置するケースも。
以前は山の中だったりして車がないとアクセスが面倒なところが多く、でも車でくると飲めないというジレンマを抱えていましたが、最近はこういう公共交通機関で気軽に立ち寄れるブルワリーが増えた印象です。

3種類

飲み比べセット3種類920円。フルーツビール苦手なのに以外にもかぼすセッションが気に入っておかわり。

早速飲み比べセットを注文。「湯上り」「ゆけむり」など別府らしい名前がついた商品名が多いですが、気に入ったのはカボスセッション。かぼすというと、宮崎県のひでじビールが製造している「かぼすエール」「かぼすラガー」が割と知られてますが、多分こちらよりフルーティーで女性受けしそうな感じです。(ひでじのかぼすビールはしばらく飲んではいないので、直接比較ではないですが・・・)

すぐ近くの高等温泉の熱い湯に浸かり、上がってここでビール一杯というのはいい考えだったかもなあ、と帰宅してから気づきました(笑)

8/18の記事に続く)

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