サイコロきっぷ(広島発)

サイコロきっぷ(広島発、行き先博多)

大阪発のサイコロきっぷが好評だったからか、広島発も発売されました。

こちらも一人あたり4500円を支払い、サイコロを振って

    • 姫路
    • 松江
    • 博多

のうち、いずれかの行先が決定するというものです。確率はそれぞれ1/3です。
このうち、姫路だけは再抽選が行われ、再抽選の結果、1/3で金沢、2/3で姫路となります。つまり、全体の確率でいうと、金沢は1/9、姫路は2/9となりますね。
行き先が少ない分。レア行先の金沢の割合が大阪のレア行先(博多)の倍になっています。また基本的に新幹線を使うため、全般的に大阪発より割引率が高め。最低の姫路でも割引率は71.1%に達します。

そのほかはおおむね大阪発と同じルールですが、大阪発はサイコロ振ってから購入できるまで約10日ほど空くのに対し、広島発はサイコロ振って行き先決定後即きっぷを購入できます。また大阪発は6名まで同時購入が可能なのに対し、広島発は3人までとちょっと少な目になっています。

併用が便利

毎年10月になると「秋の乗り放題パス」(2022年は「鉄道開業150年記念」がつく)が発売されます。
このきっぷ、普通列車のみ有効で特急は別途乗車券が必要です。

でも、サイコロきっぷと組み合わせると、サイコロきっぷが飛び道具になるではないか?普通列車の中にサイコロきっぷを組み合わせると、うまく距離を稼げそうです。

ちょうど西九州新幹線が開業し、秋の乗り放題パスで九州へ行こう、と思ってましたが、広島サイコロきっぷの行き先に「博多」が。
もしこれが使えたら一気に九州の移動は楽になるよなあ、と。
ただ、「松江」が出ると困ったことに。なんせ今住んでる町なんですから(爆)

確率は「博多」「松江」も1/3。
大阪発のサイコロきっぷではもともと大阪への用事を作っていきましたが、流石に松江が出るとちょっと使い道に困る。
まあ、松江出たらバスの往復乗車券と合わせて広島2往復してみるか。

最初は躊躇していましたが、ここはいっそのことチャレンジしてみよう!と、振ってみました。

サイコロきっぷ。行き先
サイコロきっぷ。博多でろ、博多でろ、博多でろ・・・

てなわけで、秋の乗り放題パス+サイコロきっぷで九州旅行決定です。

朝の木次線

今回の目的は、「西九州新幹線初乗り」と「SL人吉」としました。
秋の乗り放題パスと西九州新幹線分の特急券・乗車券でもいけなくはないのですが、今回、サイコロきっぷで「広島~博多」をショートカットできたので、かなり日程に余裕が生まれるようになりました。

とはいえ、自宅のある松江から広島にいくのがちょっと骨です。
伯備線周りだとどうしても大回りになってしまうので、今回は木次線ルートを取りました。ただし、木次駅まで車で飛ばして(松江から木次まで車で30分ぐらい)木次駅に車を置いて開始です。

木次駅で発車を待つ備後落合行き
木次駅で発車を待つ備後落合行き。今回は鋼製車でした。

木次線ですが、「奥出雲おろち号」の運転終了、および全国の赤字ローカル線論議で話題になる路線ということで、コロナ渦にもかかわらず観光客が多数押し寄せ、おろち号はいわずもがな、青春18きっぷ期間中のお昼の便は立席も出るほどの盛況ぶりを見せています。さらに普通列車でも団体客を見かけるようになりました。
宍道から備後落合まで3時間ほどかかるので、正直たちんぼうはかなりしんどいのではないか、と思います。

そういう意味で穴として、朝の便があります。備後落合行きは木次始発ですが、備後落合で三次行きに好接続。さらに三次で快速「みよしライナー」に接続し、お昼ごろに広島に到着します。
一方朝の備後落合発は、三次発1番列車から接続します。(1時間以上待ちがありますが・・・)

さてこの日の朝一番列車となる木次発備後落合行きは、2両編成で、後ろ1両が出雲横田切り離し。
横田高校への通学列車も兼ねており(というかこれ逃すと次は10時台なので遅刻確定)、出雲横田に近づくにつれて学生が増えてきました。
2両編成の座席が全部埋まるか埋まらないかで出雲横田到着。ここで客は5名に。
そのうち地元客は多分2名。三井野原で降りていきました。

さて、前回のおろち号から約一か月たっていますが、完全に秋の装いになっていました。

色づきだしたおろちループ
「おろちループ」は徐行で走行。一か月前と景色は様変わりして完全に秋の装いになっていました。

この地域は中国地方でも豪雪と低温で有名なところでこの日も5度以下に下がり、流石に寒い。
昼間はそこそこ上がるのでおろち号通過の頃はましですが、それでもこの時期は防寒具が必要になってくるでしょう。

バス代行で時刻変更・・・知らなかったでは済まされない。

備後落合で、三次行きに乗車。
木次線から乗り換えたのは自分以外は一人だけで、キャスター付きバッグを持っていたので用務客っぽい。聞くと広島までいくそうで。
まさかバスじゃなくて鉄道で行く客がいるとはびっくり。
さらに備後落合では女性が一人乗車して合計3人でスタート。
途中備後庄原などで多少の乗り降りはありましたが、三次到着時は広島行きの方と私の2人。平日の利用客の少なさを思い知った感覚です。

みよしライナー
三次からは快速「みよしライナー」の広島行き。割と飛ばします。
キハ47車内
JR西日本に残存しているキハ47の非ワンマン車。この日も2両で車掌が乗務。
JRの他地域では3両以上ワンマン運転も行われていますが、ここはまだそこまでは行われていないようです。

三次から広島へは「みよしライナー」です。本格的なキハ47の快速運用は岡山の「ことぶき」とこの「みよしライナー」ぐらいでしょうか。
「快速」の幕が旧国鉄時代の白地に赤のままというのは意外。
車内もワンマン装置がなく、当然ながら車掌乗務です。しかし、その車掌から、

「本日は中三田~下深川間で工事のため、バス代行輸送となります。下深川から先は再度お乗り換えください。なお、予定時刻より遅くなりますことを深くお詫び申し上げます。」

は?なんだって???

広島行きと案内された快速中三田行きは、中三田駅で終点。ここからバスに乗り換えです。

芸備線代行バス
中三田からの「芸備線代行バス」下深川まで乗車します。
ただ、広島到着が・・・

バス代行はバス1台で全員が座れるぐらいの乗客でスタート。
普段はこういうアクシデントは楽しむタイプですが、今回は冷や汗たらたらです。
というのも、広島からの「サイコロきっぷ」で使用する「みずほ607号」に乗れないかもしれないからです。
通常ダイヤですと30分以上乗り継ぎに余裕があるはずなのですが、バス代行、下深川乗り換えで広島到着は定刻より35分遅れの12時34分「みずほ607号」は広島12時33分発車

完全にアウトでした・・・( ;∀;)

「サイコロきっぷ」は発券後は一切の変更ができないルールです。
知らなかったとはいえ、事前にバス代行を把握してなかったこちらが悪い。(ただ、あたりまえですが松江ではバス代行は一切触れられてませんでしたが。)

とりあえず広島駅のみどりの窓口で変更できるか聞いてみるか・・・

(10/26の記事へ続く)

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