大阪・新大阪~奈良間の特急「まほろば」のWESTERポイント特典チケットレス特急券です。JR西日本のポイントWESTERを使って購入できる特急券で、通常の指定席特急券の半額相当のポイントを使用することで、チケットレス特急券が発行されます。
半額というと聞こえがいいですが、「通常の指定席特急料金から半額(10ポイント以下切捨て)」というのは注意が必要です。しかも全額ポイント決済なので、J-WESTカード持ちで通常利用しない限り相当意識しないとそんなに簡単にはたまりません。
ただし、2024/4/1よりtabiwa内の「ICOCAでGO」商品のフリーきっぷを購入してフリーエリアを乗り降りすると、乗車分の運賃がそのままWESTERポイントになるため一番手っ取り早いため方ではあります。
じゃあJ-WESTカードを持っていれば・・・となるのですが、J-WESTカードを持っていると割安なeチケットレス特急券との比較となり、「半額」ではないのですね。例えば、
新大阪→新宮間
・指定席特急料金・・・2950円
・eチケットレス(J-WESTカード利用)・・・2310円
・チケットレス(J-WESTカード以外のクレカ利用)・・・2750円
・WESTERポイント特典チケットレス・・・1470ポイント
ただし京阪神の短距離となると、クレカの種類に関係なく利用できる2日前から発売のJ-WESTチケットレスがあります。
新大阪→姫路間
・指定席特急料金・・・1730円
・J-WESTチケットレス・・・850円
・WESTERポイント特典チケットレス・・・860ポイント
半額どころか利用ポイントのほうが高いことに注目。
今回「まほろば」で特典チケットレスをつかいましたが、「まほろば」には「まほろばチケットレス」というチケットレス特急券があります。
大阪→奈良間
・指定席特急料金・・・1730円
・まほろばチケットレス・・・860円
・WESTERポイント特典チケットレス・・・860ポイント
まほろばチケットレスとポイント特典の利用ポイントが同じ。
あまり美味しくなさそうな使い方ですが、それでも引き換えたのは2024年3月失効予定のポイントが残ってたからです(笑)
券面の特徴は金額が「***円」にもかかわらず「特急券」と表示されることでしょうか。通常「***円」と表示される場合、その券面は座席指定を表す「指定券」(「指ノミ券」とも呼ばれます)になりますが、今回の場合は「0円の特急券」ということで、「***円」表示になっているものと思われます。
左下に今回の利用ポイント「860P」の記載があり、右下に割引率を示す「5割」の文字が入ります。
なお、この「WESTERポイント特典きっぷ」はあくまでも通常の指定席特急料金からの半額のため、繁忙期、最繁忙期、閑散期の場合はそれぞれの加算、減算した額から半額となります。時期によって利用ポイントも前後するので要注意です。
1年前と様変わり?
2024年度の「まほろば」の運転は大阪~奈良間なのは変わらず、奈良行きの時刻は変わっていません。(大阪行きの時刻は変更になっています。)発車も22番線発というのも同じです。
入線した「まほろば」は287系3両編成なのも去年と同じ。ただし、定番化したためかホームで待つ客が昨年と比べて明らかに少ないです。
方向幕も去年と同じですが、乗車証明書が去年から変わっていました。
乗車証明書見て気づいたのですが、「まほろば」ってあべの車掌区の乗務なのですね。指定席で車内改札しないようになってチケッターを見る機会が激減したのである意味当然ですが、あべの車掌区のチケッターは初めてみました。大和路線メインなので当然ながら「まほろば」にも乗務しているのでしょう。
ちょっと遅い朝食に・・・と大阪うめきた改札の例の駅弁自動販売機を見ると、「WEST EXPRESS銀河」の弁当があったので購入。
販売は姫路駅のまねき弁当。姫路駅での販売と思ってたのですが、大阪駅の自販機でも売られてたんですね。ただ朝9時から「酒の肴」弁当というのはちょっと考え物。何故なら昼呑みしたくなるではありませんか(笑)にもかかわらずうめきた改札の近辺にはアルコールを売っている売店や自販機はありません。(5分ほど歩いて改札外のファミマに行く必要がある。)
マーケティング的には販売時間、販売手法に問題があるとしか思えないのですがどうなんでしょうかねえ。
中身は非常においしくいただきましたが、やっぱり手元に日本酒がないと物足りなさを感じるのは酒飲みの性というものでしょうか。
さて、まばらな乗客で大阪駅発車後、新大阪で大量に乗車・・・にはならず。乗車率2割程度の寂しい状態のまま新大阪を発車。
昨年乗車時は早々に満席となり、新大阪で観光客でびっしりだったのですがかなり様変わりしています。その代わり数少ない乗客の中でインバウンドが多く、中にはJapanRailPassを利用した予約なしの飛び込み乗車も見られました。
おおさか東線では相変わらずのろのろ運転。淡路の阪急高架工事部分は去年と比べて進んでいるのか進んでいないのか。たぶん進んでいるんだろうけどまだまだかかりそうな雰囲気。
久宝寺で一時停車したあとは本来のスピードで快走し奈良駅に到着しました。
JR奈良駅と近鉄奈良駅は少し離れており、奈良公園や東大寺などは近鉄奈良側にあります。
このためか日本人客は近鉄奈良のほうがメイン。一方JR奈良駅前のバス乗り場では奈良公園方面のバス停ではインバウンドが長い行列を作ってバス待ちをしていました。このあたりJapanRailPassが使えるJRの特徴がよく出ているのではと思います。
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