みたび「〇〇のはなし」です。
「〇〇のはなし」は本来新下関~下関~長門市~東萩を結びますが、2023年7月の山陰本線水害で運休を余儀なくされました。
そこで「〇〇のはなし」を冬季の山口線で運用することになりました。今回はその新山口から津和野への「〇〇のはなし」の指定席券です。
券名上の列車名が「〇〇のはなし(山口線)」と本来の列車とは異なり、山口線の名前が入っています。
時刻は「SLやまぐち」の時刻をほぼ踏襲していますが、途中停車駅が絞られており、湯田温泉と山口にしか停車しません。その分のんびりと動きます。
なお、この山口線での特別運転は3/3までの土休日を中心に運行されています。
かわいいよ、ちょるる
新山口駅に入線した「〇〇のはなし」。SLやまぐちと同じホーム、同時刻に発車します。さすがにSLと比べると人は少ないですが、それでも2両編成の指定席はほぼ満席。乗り鉄よりも家族連れが多い印象です。
車内は通常の「〇〇のはなし」とほぼ同じ。展示品も山口線バージョンではなく、通常の下関、長門、萩の特産品が並びます。このあたりピンチヒッター感がありありと。
駅員のお見送りのもと、新山口駅を発車。
山口駅で、山口県のマスコットキャラクター「ちょるる」が乗車。もともとは国体のマスコットらしいですが、そのまま観光大使に任命されています。
まずは2号車で山口県や津和野に関するクイズがあり、その後くじ引きでプレゼントがあります。さすがにちょるるは大人気。通路を歩くとそこかしこから記念写真のリクエストが(笑)
んでもって、2号車でイベントを終了し1号車に移動するわけですが・・・
ちょるる、頭がデカすぎて車間通路が通れない事案発生。。。
残念ながら1号車に行くことができず、2号車の売店前でオロオロすることに。
ちょるるは翌28日も乗車したはずですが、この問題をどうやって解決したのか気になります(笑)
その売店は山口線でも営業。最近の観光列車は合理化が進み、車内販売が省略されたり無人化されたりすることが多いですが、「〇〇のはなし」は普通に営業していました。
売店で売られていたのはSLやまぐちと同じ、山口鳴滝高原ブルワリーの山口地ビール。山口市と防府市を結ぶ国道262号線のちょうど中間点あたりにあります。ただ、自分は醸造所は行ったことはなく、ほとんどがSLやまぐち号での車内販売ですね。
仁保を過ぎて山登りに入るとあたりに白いものが。山を上りきって篠目に入るとすっかり雪景色になりました。
このあたりは高原地帯なのでそこそこ積雪があり、数日前の大雪の影響がまだ残っていたのでした。
さて、地福駅で停車します。時刻表上は通過駅ですがここではドアが開いて撮影タイムに。みんな外に飛び出して雪をよけながら思い思いに撮影を行います。雪景色は予想してなかったので、赤と緑は雪化粧で余計に映えますね。
行き違い列車が到着すると、津和野に向け発車。ちょるるは地福で下車してお見送りです。
雪の高原地帯を抜けると島根県に入って津和野に。
津和野の街並みも雪化粧しており、いつも来る津和野とは一風変わった光景が見られました。
寒いところにカレーうどん
ちょっと遅いランチは津和野駅から右手に約5分。うどん屋「つるべ」へ。前回の津和野訪問では入れなかったのですが、今日は入れました。
迷うことなくカレーうどんを注文
前回訪問時は夏だったので、もし入ったらカレーうどんで汗びっしょりになっていたところですが、今回は真冬。冷えた体がカレーうどんでほっこりと暖まりました。
ほどほどに暖まったら、太皷谷稲成神社へ。
太皷谷稲成神社は参道から上がっていきますが、ちょっとした山登りになります。
んでもって雪が残っているのでかなり危ない。これは気を付けないと・・・と、大鳥居のまえでお辞儀をしたら早速鳥居の上に積もった雪から残雪がどさっと頭に落ちてきました。。。コントかいな(苦笑)
鳥居のトンネルにも雪が積もってました。おかげで鳥居の中は暗くなっており、そして潜り抜けると鍾乳洞のごとく鳥居から水がぽたぽた降ってきます。
まさかこんなことになるとは。
ところどころ階段に雪が残っており、滑らないように慎重に進みながら、太皷谷稲成神社の本殿に到着しました。
去年のお守りをお納めして、新しいお守りを購入。
その後、本殿から津和野の街並みを見ると、雪によっていつもと違った印象を受け、しばしその場で立ちすくんで景色に見入ってしまいました。
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