Mt.TAKAO1号座席指定券

京王「Mt.TAKAO1号」座席指定券(高尾山冬そば号)

関東民鉄では有料座席列車の新設が近年相次いでいますが、新宿から八王子を結ぶ路線がメインの京王電鉄も、2018年に通勤向けの有料列車「京王ライナー」に続き、土休日に高尾山ハイキングの行楽客向けに「Mt.TAKAO号」を運行するようになりました。
「Mt.TAKAO号」については期間限定の臨時運転でしたが2022年に週末運行の定期列車化されています。価格は410円。

今回は新宿駅で購入した「Mt.TAKAO1号」座席指定券です。
WEB予約では座席指定ができますが、駅での券売機購入では座席指定ができません。
ただ新宿駅改札外の自動券売機では例外的に号車の指定ができ、号車を指定すると座席が表示されるのでそれで問題なければ購入できます。購入前にに窓側か通路側かわかるのは案外大きいかと。

券面は高尾山のロゴ?が印象的。あと、日本で全部英文字の列車って、自分が乗車した列車ではICOCA号以来でしょうか。

なんかほかにもあった気がするけど。

高尾山冬そば号、発車

高尾山冬そば号
明大前駅に到着したMt.TAKAO1号改め「高尾山冬そば号」。専用のヘッドマークを掲げていました。

きっぷ自体は新宿駅で購入しましたが、実際の乗車は都合により明大前より乗車。
Mt.TAKAO号で使用する5000系車両は、在京民鉄の有料列車で定番になったロングシート/クロスシートを転換して利用できる「デュアルシート(マルチシート)車」ですが、実際に乗車するのは初めてでちょっと気になっていました。

やってきたのはピンク色にクロスシートを備えた10両編成の電車。そして「高尾山冬そば号」のヘッドマーク。ん?「高尾山冬そば号」?

実は乗車して車内放送で初めて知ったのですが、高尾山冬そばキャンペーンと称して、高尾山周辺では蕎麦のキャンペーンをやっているんですね。

それのタイアップ列車として1/20、2/24の両日の「Mt.TAKAO1号」について「高尾山冬そば号として運行するようになり、たまたまその運転日と重なったようです。
島根の田舎在住の私にとってはそんなイベント知る由もなく、しばらく目が点になっていました。

次は高尾山口
明大前を発車すると次は終点の高尾山口。ビジョンには途中通過駅がずらりと並びます(笑)

明大前を発車すると次は終点の高尾山口。40分近くドアが開きません。すっかりおなじみになったドア上のLCDモニターの次駅案内も、30駅以上通過していくのでひたすら通過駅表示という面白いことに。
ただし、完全にノンストップというわけではなく、府中や北野などではいったん停止していました。おそらく保安設備の関係でしょう。そもそも府中や北野を通過する列車は通常は高尾山口行き「Mt.TAKAO」号しかないので。

5000系はデュアルシートですが、幾分座席がクッションが効いています。流石に通常のクロスシートに比べるとまだまだ固めではありますが、近鉄のL/Cカーに比べると座席の進歩を感じさせますね。

そうしているうちに車内で記念品が配られました。

記念品とパンフレット
記念品とパンフレット。記念品はマイ箸。パンフレットには試食券がついていました。

記念品はマイ箸。蕎麦が食べやすそうな箸ですね。「2024復活駅そば号」の文字入りの限定品のようです。
一緒に配られたパンフレットには「ふるまいそば試食券」が。高尾山ケーブル乗り場前広場にて、蕎麦がふるまわれるのでその試食券とのことです。

北野で先行する高尾山口行き特急を追い越し、高尾線へ。次第に山が近くなり、JRとの接続駅である高尾を通過すると、単線となってトンネルに入りいよいよ山間部へ。
都市鉄道が一瞬だけ山岳鉄道の様相を呈したと思ったら終点の高尾山口です。

終点到着
終点の高尾山口到着。到着後は回送となって引き上げていきました。

高尾山口駅には温泉施設が併設。高尾山ハイキングの帰りに使えそうです。駅前は改良工事中なのか、なんだか狭くなっていました。
折角もらったんだから、とふるまい蕎麦をもらいに高尾山ケーブルの乗り場へ。徒歩5分ほど坂を上っていきます。

ケーブル乗り場
高尾山ケーブル・リフト乗り場。駅前でカウンターが出ていてふるまいそばが提供されています。
ふるまいそば
そばは試食レベルのものかと思ったらわりとがっつり量があります。冷たい雨で冷えていたので暖かい蕎麦は助かったり。

ふるまいそばは高尾山ケーブルの乗り場前で行われていました。10時からということですが、10時前には既にふるまいそばがスタートしており、次々と客が受け取っていきます。

試食券なので、そんなに量はないはずと思ったら、そばはわりとがっつりと一人前分あります。ただその場で作っているわけでなく、蕎麦屋で作って持ってきているようなので、ややのびていて出汁が煮詰まり気味なのはいたし方ないところ。
それでも冷たい雨が降り出して体が冷えているところにこの暖かいそばは体を温めるのに十分でした。

この「高尾山冬そば号」ですが、2024年2月24日にも「Mt.TAKAO1号」として運転されます。私は当日券売機で購入しましたが、券売機は当日販売のみなので、満席が気になる方はWEB予約をどうぞ。

まあ高尾山ハイキングにとっては完全にオフシーズンなのでおそらく満席にはならないとは思いますが。

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