特急「臨時さがみ66号」特急券

臨時さがみ66号

2023年11月も半ばを過ぎ、急激に気温がダウンしています。本州の紅葉の名所はいよいよ本番なのではないでしょうか。

さて、そのもみじの名所である大山寺・大山阿夫利神社最寄りとなる小田急伊勢原駅には、現在は1時間に1~2本程度ロマンスカーが停車していますが、2016年より前は特急停車駅ではなく、シーズンに臨時特急を走らせたり、特急を伊勢原駅に臨時停車させたりしました。
この「さがみ66号」もそんな列車のうちの一つで、2012年当時、通常は相模大野発「さがみ86号」としていた列車を伊勢原始発に変更して「臨時さがみ66号」として、伊勢原発新宿行きロマンスカーとして運行されました。

なお、2016年のロマンスカーの伊勢原駅への停車が実現後も、シーズンには普段通過するロマンスカーでも伊勢原駅に臨時停車することがあります。
運行形態は毎年少しずつ変わってきているので、あらかじめ最新の情報を確認する必要があります。なお、2023年は特にもみじ関連で臨時列車や臨時停車の設定はなかったようです。

券面は「臨時66号」と「さがみ」の文字はなし。どうも小田急の特急券は臨時列車に冷たい気がします(笑)
EXE10とあるので、「EXE」30000系の10両編成での運行です。

冷えた体にあったか温泉

鶴巻温泉駅

鶴巻温泉駅。小田急SHOPと箱根そばといういかにもな構成。両方とも2018年までに閉店しました。

11/18の記事の続き)

丹沢・大山フリーパスのフリー区間なので、伊勢原駅から鶴巻温泉駅まで電車で移動。ここから徒歩2分で鶴巻温泉の「弘法の里湯」があります。2023年では2時間1000円となかなか強気な設定ではありますが、丹沢・大山フリーパス利用者は200円引きとなります。

弘法の里湯

弘法の里湯。登山客が多い土地柄か、入り口に泥などをを落とす洗い場があります。

ハイキング利用者がどんどん吸い込まれていき、かなりのにぎわい。
お湯自体が塩素臭がするいたって普通の温泉ですが、割と体が冷えていたため、あったまるには十分でした。夏場は登山の汗を流すためにこの温泉が使われるのでしょうね。
この手の温泉施設には休憩室を兼ねた大広間があり、ここでごろりと横になってやや棒になっていたアキレス腱をほぐしながらゆったりしていました。

なお、年度によっては、大山ケーブルからこの鶴巻温泉まで直通バスが運行されることもあるようです。
2023年も9月から12月の週末に1日3便、大山ケーブル発鶴巻温泉行で運行されています。どう考えても下山客の温泉送迎バスですね(笑)

大山からバスに乗って、名湯「鶴巻温泉」へ | 秦野市役所
大山からバスに乗って、名湯「鶴巻温泉」へ

なお、この臨時バスも「丹沢・大山フリーパス」での利用が可能です。

伊勢原駅に入線したさがみ66号

伊勢原駅に入線した臨時さがみ66号。12月となると17時過ぎるとすっかり暗くなります。

鶴巻温泉駅から伊勢原駅まで急行で移動し、伊勢原駅には「EXE」30000系がスタンバイ。
12月ともなると17時を過ぎるとすっかり暗くなります。ヘッドマークは「臨時」はちょっと悲しい。「MSE」60000系のように任意の文字を入れることはできないそうですが、「さがみ」として走っているんだから「さがみ」と掲出してもいいんじゃないかなと思ったり。
どうも小田急は臨時列車を「臨時」として端末等に登録するようですが、正直あんまり美しくないです。

乗換案内とかも、臨時ロマンスカーは「臨時○○号」表記でした。うーん。。。

臨時さがみ車内

車内は一般的なリクライニングシート。ただし、シートはふかふかで、帰りにくつろぐにはちょうどいいかな。

EXEの車内はオーソドックスなリクライニングシートが並びます。
ただ、行きに乗ったMSE60000系に比べるとシートがやわらかめで、どちらかというと体を包み込んでくれる感じ。内装も落ち着いた雰囲気で、くつろぐならばこっちのほうがいいかも。
真っ暗なので車窓は既に楽しめず、ガラガラの車内でリクライニングを倒して出発するや否や眠ってしまいました。

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