平日の通勤時間帯運行する、中央線八王子方面の通勤特急「はちおうじ3号」の特急券です。
かつては、通勤時間帯に「中央ライナー」「青梅ライナー」というライナー列車を運行していましたが、「あずさ」「かいじ」系統がE353系電車に統一された際に種別をライナーから特急に変更して現在に至っています。
東京から八王子まで全区間乗車しても50kmに満たないため、特急料金は760円で統一。えきねっとのチケットレス乗車の場合は660円と100円引き、特急券を持たずに乗車して車内精算する場合は200円増しで960円となります。
車内で買うのは流石に不利なので、えきねっとのチケットレスを積極的にに活用すべきでしょう。えきねっとが使えない場合も駅のホームの自動券売機で買えますので極力事前購入できるように配慮されています。
遅延した場合は・・・?
「はちおうじ3号」の発車は東京駅の中央線のりば。ラッシュ時間帯はひっきりなしに列車が入線していては折り返していくので、特急といえどものんびりを入線はできず割と直前の入線になります。
中央線特急「あずさ」「かいじ」が新宿に到着後、ホームに余裕のある新宿で車内清掃して東京に回送してそこからすぐに発車できるようにしているようです。
しかし、この日はその「あずさ」「かいじ」が中央本線の事故の影響でダイヤが乱れ、その影響で「はちおうじ3号」も発車が遅れる見込みとか。まだ寒い3月なのにちょっと厳しい。
中央線快速とはいえ、始発の東京駅だと割と簡単に着席が可能です。なので、例えば20:06発の通勤快速だと八王子着が21:03着、一方定刻20:15発の「はちおうじ3号」だと八王子着が21:11着と所要時間はほぼ同じ。完全に「着席目的」というより、「座席目的」の列車が特急「はちおうじ」なのです。
空席が残る目の前の20:06発の通勤快速を前に若干考えましたが、もうきっぷを引き換えたのに今更なので待つことに。
その後、「はちおうじ3号」の発車遅れは9分ほどとのことで、極端な遅れでないので一安心。時間が読めてきたので待つことにしました。
しかし、東京駅中央線ホームは待つにはかなり不便ですなあ。。。イスもないので座るわけにもいかない。
同じく特急待ちと思しき通勤客が、階段脇で酒をちびちび飲んでましたがちょっと寂しい。やっぱり定刻に来るに越したことないです。
なお、発車時間を過ぎた場合、ホームの自動券売機では「はちおうじ3号」の特急券の販売は予定通り終了していました。
一方で「座席未指定券」の販売は続いているので、遅れている「はちおうじ3号」の乗車できっぷ未購入の人は「座席未指定券」を購入するように案内が入っていました。
確かにこれは合理的かも。
関西では遅れてしまって定刻を過ぎた場合は特急券は購入できず、車内で購入になりますが、それだと車掌の負担が増えます。JR東日本のこのやり方はなるほど、と思えました。
8分遅れで新宿から回送されてきた「はちおうじ3号」が入線。
折り返し準備が済み次第すぐの発車とのことで、あわただしく乗り込んでいきます。
車内は3割程度の乗車率。もっとも12両編成と長いのもあります。
八王子までの停車駅は新宿と立川のみ。立川で乗車する人はまずいないと思うので、これから乗車するのは新宿ということになりますが、その席は既に座席上のランプが黄色になっています。つまり、この黄色のランプのところを避けて座れば「座席未指定券」であっても安心して座れるということになりますね。
E353系の側面表示はもちろんフルカラーLEDですが、行き先と愛称名が同じなので、ちょっと笑えます。ただ行き先が「立川・八王子」となっているので、立川利用客にも乗ってもらいたいということでしょうか。
新宿で乗車があり、窓側が埋まるか埋まらないか程度の混雑率となりました。これだけ余裕があれば、かなりの快適通勤です。
車窓は完全に真っ暗。もっともあまりスピードは上がりません。まあ所定で9分前発車の通勤快速と所要時間に差がないないわけですから当然というえば当然です。その分ゆったりとした気分で終点の八王子に到着しました。
八王子の改札脇ではスシローが閉店間際の半額セールをやってます。晩酌にちょうどいいかな、と鉄火巻きなどを買って駅前のホテルにチェックイン。
明日は伊豆半島です。
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