神のみぞ知るセカイ2days全線フリーきっぷ

近鉄が2014年秋に出していた「神のみぞ知るセカイ2days全線フリーきっぷ」です。近鉄電車の全線が2日間乗り放題で5000円。特急料金は別払いとなります。
当時4000円だった3日間有効の近鉄週末フリーパスと比べると1000円割高で、基本的にターゲットはアニメ・漫画方面と、後述する入場券ラリー？の利用者だけなのではないか、と思います。（ただし、平日も利用できました。）
そのかわりというわけではないのですが、専用の台紙がついています。

きっぷは磁気カードタイプですが、磁気カードが使えない駅もあったので、スタンパーによる日付記録も可能でした。

専用の台紙の表紙と裏表紙です。チケットは漫画版準拠、台紙はアニメ版準拠。

台紙の内側は、沿線地図となっています。そしてこれが近鉄が発売した最大の理由だったりします。

作品自体は週刊少年サンデーに2008年から2014年にかけて連載されており、アニメ化も3回されています。
内容は、ギャルゲー好きの主人公がリアルの女の子を口説いていく？と言葉にするとなんか誤解を招くような書き方ですが、いわゆるラブコメ。

その口説いていく女の子たちの名前が近鉄の駅名から取られているのは割と有名で、タイアップする形でこのきっぷが誕生しました。
それだけでなく、トレカタイプの入場券をヒロインの由来となる駅で発売しています。
具体的には下記のとおり。順番は攻略・・・じゃなかった、ヒロインとしての登場順。（ただし、鮎川天理は幼馴染で向こうから接近しただけで実際は攻略しておらず、二階堂は当初は教師で登場、終盤は主人公を「お兄ちゃん」扱いだった。）

上記のうち、入場券を発売していないのは日永 梨枝子、春日 檜、倉川 灯の3名。このうち、檜はモデル駅がありません（見落とした？）。残り2人はモデル駅はありますが、今回の発売から外れています。

人気漫画「神のみぞ知るセカイ」特製入場券、フリーきっぷを発売！

スタンプラリーとかそういうのは基本コンプリートを目指す者としては、やっぱりコンプリート目指して参戦。
1日でクリアはかなり難しいですが、2日あれば初心者でも基本的に余裕です。ネックは汐ノ宮と楠。もし対象駅に日永が入っていると、楠よりさらに名古屋よりの駅ため、難易度はさらに上がってたでしょう。
対象駅は大阪、奈良に固まってるのですが、汐ノ宮は長野線の河内長野の手前にあり、楠は名古屋線の駅で四日市に近く、他とかなり離れています。このため、攻略（？）には楠と汐ノ宮をどうするかを先に考えてから、プランを考えたほうがいいでしょう。
もっとも汐ノ宮駅の入場券はなぜかかなり手前の富田林駅での発売なので、入場券購入だけならば比較的楽ですが、やっぱりここは実際に行ってみて本当の攻略（？？）というべきでしょう。

次回からは実際の女の子たちの攻略記録となります。（違