福井鉄道1日乗車券

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福井鉄道は、武生新~福井駅前・田原町間を結ぶ、福井県内のローカル私鉄です。
ほぼ全線にわたりJRと並走しますが、所要時間ではJRに圧倒されているため、こちらはフリークエンシーと駅数で勝負といった感じでしょうか。
土日には1日乗車券が発売されています。福井駅前~越前武生の片道が390円なので、往復すれば余裕でモトが取れます。

価格:500円(子ども:250円)
発売期間:土休日および福鉄指定日 
利用可能期間:1日(利用当日のみ発売)
利用:福井鉄道全線1日乗り放題
備考:越前武生・西鯖江・神明・浅水・赤十字前の窓口および車内の乗務員が発売。

急行「能登」でわざわざやってきた目的のひとつがこの福井鉄道乗車のためです。
しかも朝夕ラッシュ時でないと遭遇できないアノ電車が目的です。

金沢から「サンダーバード」で福井に向かい、駅を出て歩いて10分。路面区間をゴロゴロとアノ電車が・・・やってきました。200形電車です。昭和37年製の相当な旧型車両です。既に50年以上動いていることになります。
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路面区間を鉄道規格の電車が走行し、しかも道路上の電停で乗り降りします。
この200形電車、平日ラッシュ時はまず運用されますが、休日は運用に入るかどうか運次第な面もあります。しかしいきなり遭遇とは幸先がよろしい。
ちなみにこの車両は、福鉄オリジナル急行色と呼ばれるものです。

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車内は旧国鉄タイプのボックスシートがずらりと。
こんな車両が道路を闊歩するわけですから、初めて乗る人は結構驚かれるようです。

同じく200形ですがこちらは新福鉄色と呼ばれる塗装です。駅ではこのように3段ステップになっており、「バリアフリー?なにそれ?」な光景が繰り広げられます。

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この日は200形に加えて610形も運用に入っていました。200形は福井鉄道オリジナル車ですが、こちらは名古屋市交通局(地下鉄)から譲渡された車両です。わずか1編成のみです。こちらの車内はロングシート。

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一方、現在の福井鉄道の主役は路面電車たち。
旧名鉄岐阜市内線の車両が主役として運転されています。昼間はほぼこの路面電車タイプの車両になっています。
福井鉄道のホームは路面電車タイプの高さに統一され、いわゆるLRTのような運行形態となっています。もともと路面電車ですので、こちらは道路を走っても違和感なく、軽快ですね。
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2013年3月、最新鋭の路面タイプの電車F1000形が登場。
在来の鉄道型(特に200形)は新車導入と同時に退役する可能性が濃厚ですので、あの独特な雰囲気を味わいたい方はお急ぎを。

最後に市役所前駅に入線する200形の動画です。

 

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