ぐるり北海道フリーきっぷ

20100403

2010年3月で廃止された「ぐるり北海道フリーきっぷ」です。
意外とこの歴史は古く、このきっぷの前身は、JR発足初期のまだ周遊券が存在していた頃に発売されたきっぷ(名称失念)までさかのぼります。
往復特急利用可能+北海道フリーであるのは現在と変わりませんが、北斗星のソロが使えないのはともかく、往復の経路が自由というとんでもないきっぷで、たとえば、東京~長野~新潟~北海道みたいなルートも特急でたどれました。
当時、廃止が噂されていた周遊券の後継のモデルケースとして発売されたようですが、周遊きっぷ発売後は、「ぐるり北海道フリーきっぷ」として現在に近い形で発売されました。

当初は首都圏のほか、長野や新潟、仙台発もあり、また日数も5日だったのが、5日用と10日用に増えました。
また冬の雪祭り期間を外すように発売され、3月~翌年1月までの発売が定例でした。

その後、出発地は首都圏のみとなり(ただし仙台発は後年はなたび北海道フリーきっぷとして再発売されましたが)、日数も7日→5日と短縮される一方、利用者減に伴い北斗星のソロが使用可能になったほか、札幌雪祭り期間も使えるようになり通年発売されるなどの変化もありました。
そして2010年3月できっぷ自体が廃止となったものです。

価格は夏場を除けば格安で、札幌往復で余裕でモトが取れます。また道内の特急が乗り放題ということもあり、地味な存在ながらも根強い人気はありました。

今回、行き北斗星、かえりはやてで行ってみましたが、一言・・・・「疲れた」。
最近もっぱら長距離は飛行機になっているため、正直往復鉄道で北海道往復はやたら疲れました。
飛行機の移動になれると片道ならばともかく、往復鉄道で移動というのは
もはや拷問に感じられてしまいます。それだけ便利な時代になったともいいますが。。。

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