南房総から東京への往復に便利な往復割引きっぷです。
利用する列車によって２種類あり、「さざなみ往復さきどりきっぷ」「わかしお往復さきどりきっぷ」の2つになります。
値段は発地によって3,000円と5,000円の２種類です。
このうち、大貫～木更津発は3,000円です。
「さきどり」とは言うものの、当日発売も可能で、1日あたりの発売枚数限定のために「さきどり」と言っているようです。（要するに「早い者勝ち」ですね。）
指定席が満席の場合は自由席利用となりますが、返金はありません。
きっぷはトクトクきっぷと列車が一体型となっています。きっぷの券面に（替）と記載されるトクトクきっぷ、回数券等は指定席の交付を受けた際に、指のみ券で渡されるのではなく、このようにトクトクきっぷといっしょになって渡されることがあります。
（もちろん従来どおり指のみ券対応でも可能です。）
JR東日本のきっぷに多いですが、他社にもこの手のきっぷはあります。
さて「さざなみ」ですが、アクアライン開通後、「さざなみ」よりはるかに安くて所要時間もほぼ同じのアクアライン経由の高速バスに完全に主導権を握られ、現在かなり乗客を減らしています。
このため、JR東日本は特急「さざなみ」系統を大幅に削減し、快速列車の充実を図りましたが、繁盛する高速バスに比べて南房総地区のJR線は、対東京については防戦一方のようです。
この日の「さざなみ22号」は10両編成と長かったとはいえ、
指定席の6号車は私一人の貸切状態、
自由席も蘇我までは、2割程度しか乗っておらず、燦々たる状態でした。