「しんぺい102号」の指定席券です。
やたらインフレな番号になっていますが、これは臨時列車扱いだったためです。
その後好調だったようで定期列車に格上げされています。
しんぺいは吉松→人吉ですが、逆の人吉→吉松は「いさぶろう」を名乗ります。
このため列車名的に片方向しかない列車ということになります。
吉松~人吉間は日本三大車窓のひとつを通ります。
山越えの区間ですが、スイッチバックあり、ループ線ありとかなり楽しめます。
吉松を出るといきなり急勾配に挑みます。そして真幸駅に到着。ここには洋風の鐘があり、観光客がこぞって打ち鳴らします。
ただ上品に鳴らしているときはともかく、このときは時間がないので、とにかく打とうとかなりけたたましく鳴っていましたが・・・(笑)
さらに高度を上げて矢岳駅に。沿線ではもっとも高度が高い駅です。
こちらには蒸気機関車が展示されているほか、意外とレトロな駅舎も好感をもてます。
ここから高度を下げて大畑駅へ。ここはスイッチバックとループ線が両方あり、この付近の山越えの難しさを伺えます。
そして、高度をさらに下げて終点の人吉へ。
途中わずか3駅ですが、1時間もかかります。観光列車ということでわざとのんびり走っているのもありますが、それでもこの区間はかなり厳しいことを物語ってます。
県境ということもあり地元客の流動が極端に少なく、観光客が集中する区間でもあります。
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