大阪から奈良を結ぶ特急「まほろば」の「まほろばチケットレス特急券」です。
所定1730円を半額以下の860円で発売。特に発売日や発売枚数の制限もなく、とにかくe5489でチケットレスで買えば、半額以下で買えるわけですから乗車する場合は利用しない理由はないでしょう。
きっぷヲタにとっても、チケットレス特急券で発券ができるJR西日本方式はかなりありがたいです。ただし、特別企画乗車券扱いなので、きっぷの発券自体は関西地区のみとなります。
ただ、同じ特別企画乗車券扱いであっても「J-WESTチケットレス390」とは微妙に文体が違います。
種別が「座席指定券」から「在来線指定席特急券」になったり、注意書きも「指定列車以外は利用不可」から「指定列車以外は自由席も含め利用不可」になっていたりと微妙に変わってます。
?な部分もなくはないですが、まあこんなことを気にするのはきっぷヲタぐらいでしょう。
復活した絵入りマーク
特急「まほろば」の発車は大阪駅地下ホームから。昨年までは新大阪駅発着でしたが、大阪駅地下ホームができてからは大阪駅発着に延伸されました。新大阪からおおさか東線経由で奈良に向かうのは昨年と同じ。
大阪駅22番線に、新大阪方面から287系3両編成が到着。
全車指定席でなんと満席。確かに自分が購入した一か月前の時点ですでに7割ほど埋まってたので驚いた記憶があったのですが、どうも団体客がいるようで半分以上がその団体客みたいです。
また、以前乗ったとき381系時代は綺麗な絵入りマークが入ってましたが、287系になってからは絵入りマークどころか、側面幕すら味気ない「特急」表示になっていました。
しかし、2023年からは絵入りマークが復活しています。
絵柄はどうも東大寺をモチーフにした絵柄で、以前の絵入りヘッドマークとかなり印象が変わりました。
ただ、絵入りになっただけで旅行気分が盛り上がるはなんて単純なことか。
乗車証明書も、方向幕と同系統のものになっていました。
方向幕にも乗車証明書にも「NARA EXPRESS」の文字が。直訳すると「奈良急行」。う~ん、やっぱり奈良は近鉄のイメージが。
利用客は新幹線からの乗り継ぎで新大阪からの乗車が多いだろう、という読みははずれ、大阪発車時点ですでに満席近い乗車です。
新大阪で乗車したのはほんのわずか。それだけで判断するのは危険ですが(なんせ自身がWEST EXPRESS 銀河で大阪に来ているので)、地元民が多いということでしょうか。
おおさか東線の光景
新大阪を発車すると、しばらくはJR京都線(東海道本線)と並走しますが、東淀川を過ぎると高度を稼ぎ、JR京都線をオーバークロスすると南下を開始します。
おおさか東線内は無停車ですが、先行の普通列車に先をふさがれてしまい、スピードが出ません。(おおさか東線内は待避設備がありません。)
JR淡路は、ダイヤ改正で快速列車が停車するようになり、阪急との乗り継ぎが考慮されるようになっています。そんな淡路駅付近はJRの高架のうえをさらに阪急の高架橋が建設中。しかも阪急京都線と阪急千里線を上下で交差しないで直通させるようにするため高架自体が2階建てと非常に複雑な形になっています。首都圏でいうと京急蒲田が近いですが、こちらはJR高架の上に作るうえに十字に重なっているため規模の面ではこちらのほうが桁違いに上でしょう。
のろのろ運転のままおおさか東線をクリアし、久宝寺駅に到着。
ここで乗務員交代のため、いったん停車します。
久宝寺を発車して大和路線(関西本線)には入るととたんにスピードが出るようになりました。
大和路線は平坦とはいえ、山中のトンネル区間もあり、ずっと大阪市郊外の景色だったおおさか東線とは景色が一変します。
大和川沿いを走行していると、車内放送で大和川にこいのぼりが掲げられているとのこと。全部で60体いるそうですがあっという間に過ぎてしまい、数えることはできずに残念無念。
法隆寺、大和郡山と過ぎると終点奈良はすぐそこです。
奈良では珍しい特急電車に、カメラを向ける人がかなり多かったようです。
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