前回に引き続き、懐鉄特急券シリーズ。今回は特急「やくも」です。こちらは自由席特急券の2枚組。片方が常備軟券、片方が料金補充券となっています。
通販(DISCOVER WEST MALL)のほか、山陰地区の各駅でも発売していました。
自由席特急券のみなので、乗車券は別途必要です。
表紙は国鉄色の381系。国鉄色なのに連結面にJRマークが入っているのがちょっと不思議。ここはツッコミが入ったのか、JNRマークが2023年3月に入ると同時に、この連結器カバーがとりはずされ、むき出しの状態となっていました。(これはこれで、さらに国鉄っぽい感じですが。)
エル特急マークが付きっぱなしなのはいつもどおり。JR東日本は、エル特急から通常の特急になったときにヘッドマークからエル特急マークを黒塗りにしてしまいましたが、こちらは残りっぱなしとなっています。
中をひらくと、やくもの説明が。山陽新幹線岡山開業と同時に、岡山~出雲市・益田間で運転を開始したとあります。
キハ181系気動車で運転していたころは食堂車も連結していましたが、1982年の出雲市まで電化と同時に381系電車に衣替え。
以降、40年以上にわたりまで381系電車が走り続けていました。
流石に老朽化のため、来年度には置き換えることが決定されています。
さて、今回のきっぷですが、きっぷの券面にスタンプがあるとおり、実使用したものです。
米子車掌区のスタンプは、「伯備線電化40周年」と381系のイラストがあしらわれた特製のもので、指定席では現在車内改札が行われていないことが多いため、「やくも」の場合自由席のみに見られるスタンパーとなります。
一方、下車時の無効印(乗車記念)は、特急「やくも」の各型式やヘッドマークをかたどった特製のものが用意されており、岡山、倉敷、米子、松江、出雲市の各駅で用意されています。デザインは各駅で異なります。
運転台からの景色がみられる。
このやくもの記念乗車券にもQRコードがあり、スマホで読み取ると専用サイトが見られます。
ここからスタートすると、カメラが起動します。
カメラが起動し、きっぷの表紙をスキャンするように指示されますが、なかなかうまくいきません。
いい加減手首が痛くなったころにスキャン完了。何がおきるのかな?と、指示されたとおりスマホを横に倒してみると・・・?
動画が始まりました。ARといいつつ実はスキャンするだけで、実際は動画を再生するだけというのはARというには少しお粗末な気もしなくもないですが、運転席からの走行動画という内容自体はなかなかの迫力。
ちなみに上の写真は、先の記事でも紹介した布志名付近で、見た目のとおり宍道湖のすぐ脇を走行します。
しばらく動画を見ながら、普段見る景色との対比を楽しみました。
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