「おおぞら1号」の指定券です。
この日は、札幌からこの「おおぞら1号」で釧路に向かい、釧路から根室を往復。さらに網走に向かうかなりの強行軍。
およそ780kmは東京から福山近くまでの距離です。流石に広いぜ北海道。
謎の充電コーナー
乗車率は6割ほどと、早朝の列車にしてはそこそこ乗っている状態で札幌駅を発車。
新札幌、南千歳で客を乗せるといよいよ石勝線に入り道東に向かいます。
かなり侘しいただずまいの新夕張を発車すると日高山脈を貫いていきます。必然的にトンネルが多くなってきます。
ちょっと退屈してきたところで、トイレに行くと気になったのがコレ。
デッキ横に設置された携帯電話の充電コーナー。
もしかすると以前は列車電話コーナーだったものかもしれませんが、このキハ261系は新造なので、最初からついていた可能性が大。
座席にコンセントが付く列車が主流となっているのに、デッキに充電コーナーというのはちょっと。。。。盗難の危険性があるから指定席の客は充電中はデッキに張り付いていなければならず、ちょっと何のためにあるのか理解に苦しみます。
あえて言えば自由席が満席でデッキにあふれたときに狙われるぐらいか。
同じキハ261系でもラベンダー編成は各席にコンセントがありましたが、それが通常編成との違いと言われると、ちょっとそれは方向性間違ってるんじゃないの?という気が。
高速バスは座席コンセント/USBポートが当たり前なので猶更です。
北海道らしい景色とは(Part2)
初回はこちら。
日高山脈を越えると新得。ここからは比較的平坦な区間を走行し、帯広で大量の下車がありました。と同時に大量の乗車もあり、中核都市としてのイメージがありますね。
池田を過ぎてしばらく走ると海が見えてきます。
この日の天気は曇り。海もやや荒れ模様です。淡々と走りますが、北海道らしいか?と言われるといまいちピンときません。
どちらかというと、
こっちのような水平線のかなたに海はちらりと見える程度であとは原野という景色のほうが北海道らしいかな、と。
改めて「北海道らしい車窓」について考えてみました。
基本的に日本は平坦な土地は極めて少なく、山が海の近くまで迫っているような地域ばかりです。
そして平野が広がっている地域は本州だと関東平野、大阪平野などありますがほぼ例外なく都市近郊にあたり、山が見えないような広い土地で家がない地域ってまずお目にかかれません。
しかし北海道だと容易にこういう光景が見られます。釧路湿原とか、サロベツ原野など広々とした湿原がそこかしこで見られるため、「ザ・北海道」はやっぱりこういう景色を取り上げたほうがいいのかなあ、と思ったりと。
釧路に到着後、さらに快速「ノサップ」で根室に向かいますが、より一層釧路らしい光景に遭遇することになります。(11/19の記事に続く)
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