特急「まほろば91号」まほろばチケットレス特急券

まほろば91号指定券
まほろばチケットレス特急券です。

まほろばチケットレス特急券の本体。120mm券+指定券のスタイルとなります。

法隆寺から新大阪までの「まほろばチケットレス特急券」です。きっぷ自体は以前紹介したことがあるので割愛しますが、当日購入であっても格安で購入できるのは便利。

特急「まほろば」まほろばチケットレス特急券
大阪から奈良を結ぶ特急「まほろば」の「まほろばチケットレス特急券」です。所定1730円を半額以下の860円で発売。特に発売日や発売枚数の制限もなく、とにかくe5489でチケットレスで買えば、半額以下で...

ただし、金額が640円とさらに安くなっています。これは乗車区間が「法隆寺→新大阪」で50kmを切る区間のためです。大阪~奈良など50kmを越える区間は860円です。

さて、「まほろば」ですが、今までずっと1往復で運行されていましたが、2025年度から2往復となっています。といっても午前の奈良行きと午後の大阪行きが「まほろば」で、午前の大阪行きと午後の奈良行きが「まほろば91/92号」となりました。なんとなく大阪から奈良方面が「まほろば91号」、大阪行きが「まほろば92号」になりそうですが、どうも「まほろば」は関西本線を基準に考えるようで、名古屋から奈良、天王寺方面が「下り」、逆の名古屋方面が「上り」となります。「下り」を奇数番号、「上り」を偶数番号にするルールがあるため、大阪行きが「まほろば91号」奈良行きが「まほろば92号」となりました。

町食堂のハンバーグ

せんとくんとパゴちゃん

法隆寺駅で出迎えるせんとくんとパゴちゃん。せんとくんはその不気味さ(?)ゆえに知名度は全国区に。一方はパゴちゃんは柿とお寺の組み合わせ。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」ってか?

5/27の記事から続く)

奈良から大和路快速で法隆寺に向かい、下車。駅ではせんとくんとパゴちゃんがお出迎え。いつみてもせんとくんのインパクトは凄いものがあります。
駅自体は橋上駅で、一応有人駅のようですが駅員は休憩時間のようで不在。しかし駅に観光案内所があり、常時係員がいるところがさすが法隆寺のおひざ元といったところでしょうか。

駅からの地図をもらい、法隆寺まで15分ということで歩くことに・・・なんですが・・・
駅を出るとむわっとする湿気と熱気が体を容赦なく襲います。先ほどまで土砂降りで、雨あがったのはいいものの今度は気温が急上昇。法隆寺から戻ってきたら間違いなく汗びっしょりだなとわかると急激に行く気が失せます。

レストラン若竹

駅から法隆寺に向けてあるくとすぐ見える「レストラン若竹」。早々と法隆寺はあきらめてランチにすることに。

法隆寺に向けて歩き出したはいいけど、あまりの湿度と気温に行く気は急激に減少。ちょっと歩くと開店したばかりの町食堂が。もういいや、と思って法隆寺はあきらめ、ちょっと早めのお昼にすることに。

店の名は「レストラン若竹」。ただずまいは昭和の洋食屋さん。ラーメンがお手軽の580円、そしておすすめと記載されたハンバーグが1080円(サラダ付き)ということで、ラーメンを大盛り(+100円)にし、ハンバーグを注文。20分ほどかかるよ、ごはんはないよと念を押されたけど、もともと法隆寺行く予定で時間はあるし、炭水化物はラーメンにしたので特にごはんはいらない。

ハンバーグとラーメン。

ハンバーグはこぶしより大きいハンバーグがデンと鎮座。そしてラーメン大は2玉になるのでかなりの量に。
これはすごいボリュームだ。

20分ほど待ってやってきたハンバーグはこぶし大サイズ。200gはありそう。全体をデミグラスソースで覆い、その下にはパスタがごっそり隠れています。そして目玉焼きとポテトという王道の組み合わせ。これにかなりのボリュームのサラダがついてきます。
ハンバーグですが、自家製っぽくつなぎ使ってなくね?とおもうぐらいかなりやわらかめ。箸で食べるとほろほろと崩れます。やや酸味の効いたデミグラスソースとの相性はなかなかなもの。びっくりドンキーよりコスパ、味とも上かな。
ラーメンは町中華でみかける典型的なタイプ。ただ大盛にすると関西は2玉が標準なので、思ったより量は多めになります。

意外とボリュームが多く、かつ味も確かだった町食堂の実力を改めて感じ、駅に戻りました。

リニューアルされた車両

まほろば入線

法隆寺駅にまほろば入線。683系6000番台車には「まほろば」には不要な交流設備が残ってますが、他線区にもいくのかな?

法隆寺駅に戻り、しばらく待つと、「まほろば91号」が入線。車両は683系6000番台車です。もともと「しらさぎ」に使われていた683系2000番台をリニューアルして「安寧」「悠久」仕様に仕立て上げたものになります。わざわざ車番を変えたあたりただのお色直しではなく、いろいろ手を加えられています。
ただし、リニューアルの際に交流設備をはずして289系化はせず、交流区間も使用できる683系のまま残されたのはちょっとした謎。交流区間への遠征の予定でもあるのでしょうか。

側面

かなりデザインは変わりましたが、外部の基本的な造形はもとのまま。

側面はデザインこそ大きく変わりましたが、構造自体は元の車両をそのまま生かしています。また「まほろば」の側面の文字が明朝体となって今までとは大きくイメージが変わっています。

特急「まほろば」WESTERポイント特典チケットレス特急券
大阪・新大阪~奈良間の特急「まほろば」のWESTERポイント特典チケットレス特急券です。JR西日本のポイントWESTERを使って購入できる特急券で、通常の指定席特急券の半額相当のポイントを使用すること...
座席。

座席。モケットが変わっただけと思ったらさりげなく肘置き先端にコンセントが追加されています。ちょっとびっくり。

内装は和テイストな感じに仕立てられ、座席はおそらく271系や新快速Aシートに使用される座席に交換されています。
元車両との変更点は座席の肘置き先端にコンセントが追加されており、WiFiも装備。そのかわり従来の683系にあった肘置きの小型テーブルがなくなっています。
特徴的なモケットの模様はえんじ色に「宝相華文様」という架空の花をかたどったそうです。

聖林寺 十一面観音立像

1号車デッキにギャラリースペースがあり、聖林寺の十一面観音立像のレプリカを展示中。これって定期的にいれかわるのかな?

1号車デッキにはギャラリーがあり聖林寺十一面観音立像の右手の部分のレプリカを展示中。本物は国宝だそうです。なお、車内では「十一面観音立像」の解説を兼ねたしおりが配られていました。

聖林寺 十一面観音立像

こちらは車内の「十一面観音立像」の右手レプリカに置かれていたしおり。聖林寺 十一面観音立像の説明があります。

乗車率は5割程度と半分ぐらい。インバウンドが目立つのがさすがJRの特急。
久宝寺までは快調に飛ばしますが、久宝寺でいったん停車。おおさか東線では追い抜きが不可能なためスピードが出せません。だらだらとのんびりと走行して新大阪駅に到着です。

新大阪駅

新大阪駅到着。外国人を中心に半分ぐらい降りていきました。

新大阪ではインバウンドに混じって自分も下車です。

わざわざ気合の入った改造車両まで投入した「安寧」編成ですが、車両に「MAHOROBA LIMITED EXPRESS」と描かれているとおりどうも「まほろば」専用に使われるようで、今後の動向は「まほろば」の乗車率にかかっているといっても過言ではないかなと思います。

「安寧」「悠久」と2編成あるので、もしかすると「いにしへ」にも投入されるかもしれません。

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