【e5489専用】西日本・四国乗り放題パス・他

【e5489専用】西日本・四国乗り放題パス

J-WESTカード利用者専用の「西日本・四国乗り放題パス」です。2025年3月28日から5月30日までの発売で、JR西日本・JR四国の特急自由席が2日間乗り放題で24240円。指定席も6回まで可能です。
今回はJ-WESTカード必須というのがハードルを上げています。J-WESTカード必須なのは昨年発売の「山陽新幹線フリーパス」がありますが、このときはWESTERポイントが5000ポイント必要でした。今回はポイントは不要だけれども発売額が24240円とかなり微妙な設定。

【J-WESTカード会員】山陽新幹線フリーパス・他
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いつものように損得計算です。料金は通常期で計算。
ただし、J-WESTカード専用きっぷなので、比較対象はJ-WESTカード専用の「eきっぷ」(大阪~富山は「北陸・関西チケットレス」)で比較です。

区間 片道・運賃料金
大阪~上越妙高(サンダーバード・はくたか) 12540円
大阪~富山(サンダーバード・つるぎ) 9600円
大阪~新宮(くろしお) 7260円
大阪~鳥取(スーパーはくと) 6890円
新大阪~広島(のぞみ) 10780円
新大阪~博多(のぞみ) 15820円
新大阪~出雲市(のぞみ・やくも) 12290円
新大阪~松山(のぞみ・しおかぜ) 12950円
新大阪~宇和島(のぞみ・しおかぜ・宇和海) 14710円
新大阪~高知(のぞみ・南風) 12180円
上越妙高~博多(はくたか・サンダーバード・のぞみ) 23900円

在来線や大阪~富山だけでモトを取るのはちょっと困難。四国を絡めると、高知/松山往復でようやくモトが取れるといった感じでしょうか。
上越妙高~博多といったJR西日本の端から端まで乗車した場合、eきっぷ利用だと片道ではモトが取れません。

さらに輪をかけてこのきっぷを使いづらくしているのは有効期間が2日間しかないこと。
3日あれば例えば行きが山陰で帰りは山陽とか、広島に出て船で四国にわたって四国周遊とか、周遊経路が組めていろいろ楽しいのですが、2日間だと基本的に2点間往復旅行となってしまいます。

新大阪~博多往復で十分元は取れるし、大阪~博多のスーパー早特きっぷ廃止以降、「のぞみ」利用だと株優以外はこのきっぷで大阪~博多往復するのが一番安いので、使いでが全くないというわけではありませんが、J-WESTカードを持っていたら誰もが気軽に購入する、というわけにもいかなくなりました。
ただし、GWも利用可能だったので、GWの旅行にも使えるというのは一つのアドバンテージでした。

自分も当初使用は見送りの予定でしたが、富山に用事ができたため急遽購入。松江~富山単純往復なら株優2枚使って往復したほうが安かったのですが、せっかく期間内ということで利用することに。

そうなると人間どんどん欲が膨らむもので(笑)、四国にも行けるのだから使わないともったいない、ということで1日で松江から富山往復して大阪泊。翌日は四国一周というかなり無謀な計画となりました。

以前の旅行で松江~富山往復は日帰り可能なのはわかっているので、今回の旅行ではとりあえずきっぷと「やくも2号」の指定だけおさえて列車に乗り。「やくも」の車内で全体のルートと必要な指定席の検討していました。。。意外となんとかなるもんです。

遅れても落ち着きましょう

サンダーバード25号

サンダーバード25号の指定券。なお富山までの新幹線と一緒に指定を取ると1列車分とみなされます。

サンダーバード25号

新大阪からサンダーバード25号に乗車。昼下がりということで、乗車率は半分ぐらいとほどほどの乗り。

というわけで新大阪から「サンダーバード25号」に乗車。車両は683系4000番台。昼下がりということもあって、乗車率はそれほど高くはありません。

ただし、先行列車遅れの影響であまりスピードが出ず、京都駅は6分遅れで到着。なんか最近はサンダーバード乗るたびに遅延している気がする。

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「つるぎ」は「サンダーバード」接続を使命とするため遅延したらその分だけ遅らせ、「はくたか」「かがやき」への波及を最小限にした現行のダイヤは割と理にかなった形です。

もっとも今の「つるぎ」はかつての「サンダーバード」の停車駅を踏襲しているため、「はくたか」「かがやき」とあわせた停車駅設定では割と偏りが多く、特に「つるぎ」通過駅では1時間列車がないと思ったら立て続けに列車がやってきたりするなど、利便性に難ありなところもあります。これからの改善点といったところでしょうか。

つるぎ26号、指定券

敦賀で乗り継ぎの「つるぎ26号」の指定券。敦賀での乗り換え時間は8分。

つるぎ26号

つるぎ26号は各駅停車タイプ。

京都駅での6分遅れは圧縮できず、敦賀には7分遅れで到着・・・延びとるがな(‘ω’)
で、乗り継ぎの「つるぎ26号」は乗り継ぎ時間8分。当たり前ですが1分で乗り継ぎは不可能で、当然ながら「つるぎ26号」の発車は遅延することに。「つるぎ26号」は6分遅れで発車しました。車両はW7系

新幹線の遅延はそうそう見られないものですが、この敦賀発の「つるぎ」に限っては「サンダーバード」「しらさぎ」の遅延に引きずられて割と定時運行率は低い気がしますがどうでしょうか。
もっともこうやってダイヤに柔軟性があることが北陸新幹線の特徴でもあり、列車が遅れてもあわてず、さわがず行動しましょう。決してダッシュをせかすようなことはしません。

朝はどしゃぶり、昼には雨は上がりましたが、14時頃には日も差すように。ということで富山駅手前ではこんな光景も。

立山連峰

雲の隙間から日がさして、立山連峰を映し出します。これ実は新幹線の海側の景色なんですよね。

富山駅手前の景色で、雲の隙間から日がさして立山連峰を浮かび上がらせています。なかなか幻想的な景色ですが、これA席(日本海側)の車窓になります。
日本海側の席で立山連峰が見えるのも不思議な感じですが、富山市という町自体が富山湾の根っこに位置し、立山連峰はその富山湾の東側に位置します。このため富山湾をぐるっと回るように線路が引かれている富山駅周辺は日本海側の席でも立山連峰が見えてくるんですよね。

ちなみに高岡では富山方面の線路方向に立山連峰が見えます。

「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた氷見)2号」指定席券
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いずれにしてもこの立山連峰が富山県のシンボルなのは言うまでもなく、これが見えると「富山に来たんだなあ」としみじみと感じます。

6/2の記事に続く)

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