前回に引き続き、小倉~大分間の特急券・乗車券です。JR九州インターネット予約による「ネットきっぷ」です。JR九州の主要区間で通常運賃・料金より安く買えるのが特徴で、中には半額で買える区間もあります。必ず乗車券と特急券の2枚組になります。
「ネットきっぷ」はJR九州が2011年にインターネット予約のリニューアルしたころからあり、当時の看板商品だった「2枚きっぷ」を1枚単位で買えるというのが登場時の売り文句でした。

登場時は「2枚きっぷ」もネット予約で購入できましたが、やはり1枚あたりの価格が同じだと1枚単位で購入できる「ネットきっぷ」のほうが優位に働くようで、ネットでの「2枚きっぷ」の販売は数年で終了しています。
この「にちりん83号」の「ネットきっぷ」は2013年のもので、当時の価格は2900円。12年後の2025年4月からは3450円ですので、550円値上げした計算です。
きっぷは乗車券部分と料金券部分に分かれ、もし特急が2時間以上遅延したら料金券部分が払い戻し対象となります。
値引き額は区間によってまちまちですが、乗車券は割引がある場合何割引きかの記載が書いてあり、今回は2割引の記載となっています。(新幹線のネットきっぷみたいな無割引の場合は記載なし。)
一方特急料金部分はかなりばらばらで、総額ありきで特急料金を決めたんじゃないか?と思うぐらい値引き率はアバウトですね。
旧国鉄の幻影
車両は485系の5両編成。かつては博多~大分間は車種と問わず「ソニック」と呼ばれた時期もありましたが、485系使用の「ソニック」は明らかに鈍足で、「ウソニック」とか呼ばれる始末。
だからかわかりませんが、途中からは883系/885系以外の博多・小倉~大分間の列車は「にちりん」を名乗るようになっています。
485系は定期列車としては2011年に撤退しており、主に最繁忙期に小倉~大分間の「にちりん」としてほそぼそと2015年まで走り続けていました。
その485系ですが、九州の車両は国鉄時代から暖地向けとしてタイフォンカバーがスリット状になっているのが特徴。少し印象が違います。
側面の方向幕は国鉄時代のまま。エル特急マークもヘッドマークともども残されています。そして出入口のステップも健在。
2010年代になると485系はとっくに博物館行きの車両でしたが、こうやって国鉄色で現役で残っているのはちょっと驚きます。
車内は座席や網棚、床面はリニューアルされているものの、天井を見ると国鉄時代のまま。門司港にある九州鉄道記念館に展示されているクハ481と比べても座席こそ新しくなってますが、さほど違いはありませんね(笑)
当初車内販売はないということでしたが、直後に訂正放送で「車内販売はあります」とのこと。
待っていると、ワゴンを押して車内販売が。ソニックとかで使われるものと同じはずですが、車両が違うとワゴンもなんかレトロ調に見えます。
車内は3割ほどの乗車率。お盆の中日ということもあってそれほどの混雑もなく大分駅に到着しました。
列車は定刻に大分駅に到着。宮崎方先頭車は正方形のヘッドマークが特徴の485系200番台車ですが、特徴だった貫通扉が埋められており、少し印象が違います。
またヘッドライトの上にあるタイフォンにカバーがついており、最初に挙げた小倉方先頭車と印象がだいぶ違いますね。
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