特急「ひだ7号」指定券・速星駅入場券

ひだ7号指定券

速星駅から富山駅までの特急「ひだ7号」の指定券です。当日予定をくむときにたまたま次乗車予定列車が特急だったため、指定をして利用しましたが、こういう使い方は指定席取り放題の「WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)」ならではの使い方かもしれません。速星から富山までは特急で所要10分です。

速星駅訪問

速星駅

昭和~平成初期のただずまいを残す速星駅。かつて全国各地で見られた「指定券 みどりの窓口」の行燈がまだ残されています。

9/21の記事からの続き)

あいの風とやま鉄道で富山到着後どうしたものか悩み、ちょっと地図を広げると速星というまだ未降車の駅を見つけ、この機会に訪問してみることにしました。フリーきっぷ持ちの場合はこういうのが楽。

富山駅14:12発から猪谷行きはキハ120の2両編成ですが、立客いっぱいの大混雑。猪谷から高山方面への連絡列車でもあるからか、青春18きっぷ客と思しき姿も多数見られます。

北陸新幹線敦賀開業で青春18きっぷで北陸本線が使えなくなったため、青春18きっぷユーザーが高山本線を経由している人が増えているようにも見えます。この列車は猪谷で美濃太田行きに乗継ができ、そのまま名古屋・大阪方面に当日中に向かうことも可能です。

速星駅で下車。数人の下車客がありました。駅前はよくある地方都市の住宅街で、駅前に店舗などはとくにありません。
ただ、駅舎が昭和のままで止まっています。駅に掲げられたみどりの「指定券」の行燈表示は昭和から平成初期まで全国共通のみどりの窓口の行燈として使われていましたが、最近は急速にその数を減らしています。
もっとも速星駅もみどりの窓口の閉鎖が予定されており、この姿が見られるのもそれほど長くないものと思われます。

入場券

速星駅入場券。みどりの窓口閉鎖後にみどりの券売機が置かれるかは微妙です。

というわけで入場券も購入。

ホーム

ホームも駅名標をJR仕様に変えたり、かさ上げこそされているものの、数十年そのままのように見えます。

ホームも地方の小駅そのもの。最近JR各社では老朽化した駅舎を取り壊したり、無人化駅したり、行き違い設備を廃止したり、レールを撤去したりととにかく合理化に向けて邁進している印象ですが、ここはある意味時が止まったような感覚です。
もっともみどりの窓口廃止時に駅に手が入る可能性が極めて高く、このむかしからの変わらない風景はおそらく数年内に激変するものと思われます。

待っているうちに「ひだ7号」が入線しました。

ひだ7号

速星駅に「ひだ7号」が入線。通過する「ひだ号」もあるため、利用の際は注意。

車輛は最新のHC85系。JR東海の最新のハイブリッド型気動車です。乗車自体は2回目ですが、前回乗車時は自由席で大混雑だっため着席できませんでしたので、じっくりと座席を観察するのは今回が初めてです。

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HC85系座席

座席の印象はN700S系の座席をオレンジにしたもののイメージ。コンセントも肘置きの先にあります。

座席自体は同世代の新幹線N700S系の座席を在来線に転用したようなイメージ。やはり座席は固めではあるのですが、フィット感はなかなかです。座席のカラーがグラデーションしているのはあまり他では見ないスタイルですが、これ、汚れてきたとき大丈夫なんでしょうか。

このHC85系はディーゼルと電気のハイブリッド車で、静かに走るイメージがあるのですが、確かに走行音はかなり静かではあるものの・・・

ガッタガタに揺れるんですが!!

どちらかというとあまりスプリングが効かない座面ではあるのですが、それでも座席からずり落ちそうなぐらい上下左右にすごく揺れます。
新車にしてこれはどうなの?と思わないでもないですが、多分線路が貧弱だから・・・と思いたい。

実際この日の夕方再度HC85系に乗るのですが、あまりの違いに愕然とします。

9/25の記事に続く)

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