特急「スーパーまつかぜ96号」トク特チケットレス

スーパーまつかぜ96号指定券
トク特チケットレス

トク特チケットレス本体。流石にこの距離に定価1290円は出せない。

「スーパーまつかぜ96号」のトク特チケットレスの特急券です。トク特チケットレスは京阪神以外の約80km以内の都市近辺の在来線特急料金を大幅に値引きしており、距離に応じて300円、500円、700円とあります。通常の特急料金は1290円もしくは1730円なので大幅値引きが特徴です。
前日から発売なのと購入後の変更が一切できないのが注意点ですが、前日購入ということはほぼ行程が決まっているでしょうから、変更不可自体はそれほど問題にならないかと思います。

さてこの「スーパーまつかぜ96号」は、松江市の水郷祭の花火大会の観客輸送のための臨時列車として運転され、松江→鳥取間の運転です。2024年は8/3、8/4の2日間運行されました。その性格上旅客のほぼ全員が花火見物客という一風変わった列車となっています。

花火大会と観客輸送

行きの観客輸送

キハ121+キハ126の5連で運行された松江行き。キハ126系列の5連は通常ありません。また5連以上はワンマン運転できないため、車掌乗務となります。

水郷祭の花火観客輸送はだいたい15時頃から始まり、車両フル動員。さらに他区所から車両を一時借り入れて臨時列車を運行します。
昨年はキハ47の6連なんていう長編成も登場しましたが、今年はキハ121/126の5連が登場しています。

かつて快速「アクアライナー」で益田まで走っていたキハ126は、現在は出雲市以西は浜田までの1往復に縮小しました。その代わり出雲市(西出雲)以東で老朽化が進むキハ47に代わり、キハ126の運行が増えています。

花火大会自体は20時15分スタート。

花火1

湖上花火なので水面とのコントラストが映えます。

花火2

フィナーレはかなり派手ですが、なかなか綺麗に捉えることが難しい。。。(露出を間違えやすいので)

花火3

実は松江駅ホームからも見えます。流石に水上花火は無理ですが。

20時半を過ぎると少しずつ帰宅客が松江駅に集まりだします。50分を超えると人がどっと増えてきます。ここで臨時列車一本目が登場。

臨時米子行き

臨時の米子行き、岡山から借り入れた115系A-02編成の4連。唯一生き残ったの115系の純40N編成です。

臨時列車には、岡山から助っ人に入ってきた115系4連が使用されました。助っ人に起用されたのは、現存する115系4連で唯一全車延命40N工事を受けたA-02編成。SNS等ではちょっとした話題になったようです。8割ほどの客を乗せて米子に向けて発車。

次に定期列車として米子行きが入線。このころには既に花火大会も終わっており、一斉に松江駅に押し寄せてきました。
普通列車発車後、「スーパーまつかぜ96号」なのですが、なかなか入線しません。

スーパーまつかぜ96号

スーパーまつかぜ96号行き先案内。なかなか入線してきません。。。

発車時刻となる21:21になっても入線せず、ホームに人が増える一方。とうとう松江駅は改札の入場制限を開始しました。駅改札外コンコースに入り切れずに外にまで客があふれています。

遅延の原因は乃木駅で踏切の安全確認を行ったため。単線区間なので、米子方面どころか出雲市方面へも発車できず、客が滞留してしまったようです。
約25分遅れでようやく「スーパーまつかぜ96号」が入線です。キハ187系2連です。

スーパーまつがぜ96号

遅延した「スーパーまつがぜ96号」松江駅を約25分遅れで発車です。

購入時は3割ぐらいの売れ行きだった指定席も乗ってみればほぼ満席。自由席は立席も出る盛況ぶりです。この日鳥取駅に向かう最終列車でもあります。
乗車完了後、普通列車待ちの客を後目にゆっくりと松江駅を出発しました。

松江を25分遅れですが、途中の交換待ちを省略したため、わずか30km足らずの距離なのに米子には10分遅れぐらいで到着することに。これまた単線区間あるあるでしょうか。

米子駅発車

米子駅を発車する「スーパーまつかぜ96号」米子で大半の乗客が降り、ガラガラで出発してゆきました。

米子でどの程度おりるのかな?と思ってたら大半が降りてしまい、米子からはガラガラになってしまいました。
毎年こうなのかはわかりませんが、基本的に水郷祭の花火大会は、出雲、松江、米子地区の人たちのための花火大会なんだなあと改めて思います。

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