若桜谷共通パス(tabiwa)

若桜谷共通パス
若桜谷共通パスです。tabiwa内での販売です。

JR西日本のMaasアプリ「tabiwa」内で発売されている、鳥取~郡家~若桜間のJR、若桜鉄道、日本交通バスなどが乗り放題のきっぷです。
1日単位1200円のほか、定期替わりの30日間有効のきっぷもありこちらは28000円。
鉄道と並行するバスが両方使えるのがミソで、鉄道だけ、バスだけだと本数は少ないですが、両方使えるとなるとおもいっきり利便性があがります。これが本きっぷの狙いです。

縦割りだった交通機関を全部使えるようにして利便性を上げたのが特徴で、2024/04/01~10/31の間発売、利用可能となっています。

鳥取県東部鉄道バス共通バス

鳥取~若桜間は往復1360円ですが、若桜鉄道には1日乗車券が760円で販売されており、これを利用すると鳥取~若桜往復1240円とほとんどかわりありません。
もっともやずバスや若桜町営バスなど、コミュニティバスもフリー区間に含まれているため、これらを利用するとお得度が上がることでしょう。

鉄道と並行するバスは特に鳥取~津ノ井駅間でかなり乖離があり、直接結ぶ鉄道の所要時間が5分なのに対し、鳥取市内をぐるぐるまわるバスは15~25分ほどかかり、かなり時間がかかります。もっともそれは目的地に直接行ける可能性もあるわけで、ちょうど補完関係にあるのじゃないかな、と。

隼伝説

隼駅
隼駅。ライダーの集まる駅として有名で、土休日はグッズメインのお店「把委駆(バイク)」も営業中。

鳥取駅から日交バスで西御門バス停留所で下車。ここから徒歩15分ほどのところに若桜鉄道隼駅があります。
バス停から隼駅までてくてく歩く間に10台ほどバイクがやってきます。というのも隼駅はライダーの聖地として有名なのです。

某バイク雑誌で「隼駅にスズキのGSX1300Rハヤブサで行こう」と呼びかけたのをきっかけに続々と集結。イベント時には2000台ものバイクが押し寄せるという一大ムーブメントを引き起こしました。
そんな隼駅には土日は昼間は常時なんらかのバイクが止まっており、ライダーたちの交流の場となっています。

はやぶさ、駅名標
はやぶさの駅名標と12系客車。この客車は土日にはライダーハウスになります。

隼駅には元ムーンライト高知用の12系客車(カーペット車)が鎮座。こちらは若桜駅の12系とは異なり動きませんが、土日には「ムーンライトはやぶさ」として会員制のライダーハウスになります。一泊1000円(のはず)

しかし国鉄様式のままの「はやぶさ」の駅名標見ると、なかなか風情があるというかなんというか。ちなみに隼駅駅舎自体も国の登録有形文化財の指定を受けています。

ハードとソフトがかみ合わないと・・・

ふれあいの湯
ゆはら温泉「ふれあいの湯」。6人ほど入るともう一杯のこじんまりとした湯です。

隼駅から若桜鉄道で若桜駅に向かい、若桜駅で車両展示やSL乗車のあと、ゆはら温泉「ふれあいの湯」へ。若桜駅の駅前のバス車庫から若桜町営バスつく米行きに乗り、「上湯原」で下車すると目の前に見えます。
川沿いにあるこじんまりとした温泉で、6人ほど入るともういっぱいいっぱい。もっとも自分が訪問時は他に誰もいなかったので思う存分楽しめたのですが、スキーシーズンなどは入浴待ちが発生するほど混みあうこともあるとか。

上湯原から若桜行きに乗車。
帰りは若桜からバスで鳥取まで直接戻ろうと時刻表を見ると、若桜車庫バス停留所で1分接続で乗り換え可能と出ているのですが、これ接続するのかな?今乗っている町営バス2分ほど遅れているんだけど・・・

とまあ、ちょっとドキドキしながら乗っていると、若桜車庫前で、ちょうど目の前で鳥取行きバスが発車。ものの見事にお見送りとなってしまいました。。。
そのバスを見て、同乗してたおばあさんがその鳥取行きに乗継だったらしく、「あああああ・・・いってもた」とガックリ。
次のバスは1時間後で、それまで待ってるとのこと。

今回、「若桜谷共通パス」の設定目的が、複数の交通をひとまとめにすることなんですが、せっかくきっぷは素晴らしいものができても、今回のような遅延すると接続しないお見送りダイヤだと正直使うのに苦労します。つまりハード(きっぷ)はよくても、ソフト(ダイヤ)がアレだと正直厳しいです。
これは真っ先に鳥取県のアンケートに記載しました。改善されるといいのですが・・・

自分は若桜駅に戻り、結局若桜鉄道で鳥取駅に戻ることに。

隼ラッピング
若桜駅で発車を待つ隼ラッピングの車両。外面はかなり派手です。

若桜駅で待っていたのはWT3300形と、WT3000形の2両編成。
このうちWT3300形は、SUZUKIのエンブレムとGSX1300Rハヤブサが描かれたラッピング車。車内は転換クロスシートが並びます。

車内。
車内もバイク一色。

その車内もバイクの写真などが飾られ、バイク一色。運用はわりとランダムで運しだいな部分もあるのですが、今回は運よく遭遇。当然ながら隼駅では注目を集めてました。

郡家駅
郡家駅でJR西日本のキハ40と交換。ラッピング車との対比がかなり面白い。

郡家駅ではJR西日本のキハ40と交換。
ド派手なWT3300形と朱色一色のキハ40という組み合わせもなかなか面白いものですね。

 

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