快速「F直通快速77号」[快速 うれしート]チケットレス指定席券

F直通快速77号指定席券
F直通快速77号の本券です。

快速うれしートチケットレス指定席券。こちらも120mm券+指のみ券の体裁です。

前回に引き続き[快速 うれしート]チケットレス指定席券です。今度は奈良から大阪への「直通快速」のうれしートです。
「直通快速」は、大阪から大阪環状線~大和路線ではなく、新大阪からおおさか東線を経由して久宝寺に向かい、そこから奈良に向かう列車になります。

こちらも2023年に朝の通勤ラッシュの着席需要のため平日限定で登場しましたが、2024年3月のダイヤ改正で平日は朝4本、土休日は朝夕4本の奈良発大阪行き限定で設定されています。(大阪発の直通快速は指定席はありません。)
今回はその土休日に2024年に新規設定された夕方の大阪行きの列車となります。
「F直通快速77号」は夕方時間帯に設定される列車で、「F」はおおさか東線の路線番号になります。しかしマルスに収容させるためとはいえ、もうちょっとネーミングはなんとかならんのかと思ったり思わなかったり。

インバウンドご用達?

奈良駅の方向案内

奈良駅行き先案内には「〇〇快速」ばかりがびっしり並びます。直通快速の行き先に「東線経由」とありますが、なんか文字がつぶれてる(笑)

直通快速は221系8両による運転。おおさか東線は普通電車は221系6両。そして直通快速は8両での運転です。奈良駅の行き先案内は〇〇快速のオンパレード。その中に、「うれしートあり」な直通快速が入っていました。

時刻的には大阪方面には発車3分前に大和路快速があるうえ、この直通快速も奈良駅始発なので「着席」という観点から考えると指定席を取る必要はあまり感じなかったのですが・・・・

F直通快速

直通快速の方向幕は特徴的なフォント。大阪方面は2系統あるので乗り間違い防止に腐心しているようです。

入線した直通快速は3分前に大和路快速が出て行ったこともあってガラガラ。わざわざお金出して指定席を取るまでもない・・・と思ったのですが、奈良観光と思しきインバウンドが大挙乗車。当然皆大きな荷物を抱えており、これを車掌室前の出入口付近においていきます。なるほど、荷物置き場という使い方があったか。

自分は海外旅行時でも飛行機に荷物預けを行わない程度に抑えているので、荷物の置き場に困ったことはないのですが、大荷物を持っている人は特に公共交通機関を使う人にとっては一大関心事です。
長距離列車などは荷物置き場などがある場合もありますが、221系は通勤などの一般利用がメインなのでそんなのはありません。
でも「うれしート」ならば、1号車車掌室側出入口が「うれしート」客専用エリアとなっているため荷物置きスペースがまるまる空いてますし、車掌が真ん前で目を光らせているので盗難防止もばっちり。しかも直通快速ならば新大阪まで乗り換えなしです。(奈良~新大阪の直通は直通快速と「まほろば」「らくラクやまと」のみ)
乗車前はそんなこと全く考えていなかったので、実際に遭遇して「なるほど」と思っていました。
JR西日本はインバウンド需要を見越しておおさか東線快速に指定席をつけたのならば慧眼としか言いようがないですが、多分たまたまな気がします(笑)

かくして「うれしート」は自分以外全員インバウンドという観光列車らしい?陣容で奈良駅を発車しました。
そして奈良以外では「うれしート」に乗車はなくそのまま新大阪に到着。インバウンドな皆さまのほとんどが降りていきました。

方向表示

大阪の方向表示。個人的には新大阪も入れたほうが親切だったんじゃないかな。

平日の「うれしート」が好評だったからか、土休日にも「うれしート」設定を増やしたのは結構チャレンジャーだな~と思ってました。実際に乗ってみるとインバウンドの乗車というのはあったものの、正直奈良発車時点で自由席ですら空席だらけの状態で同一グレードの座席で有料座席車の設定は、さすがに利用の定着はないんじゃないかなあ、と思います。

以前、関空特快「ウイング」や京阪神のホリデー号に指定席の設定がありましたが、やはり低調でした。

いずれにしても現在は試行の最中で、早晩なんらかの手が加えられるような気がするため、土休日の試し乗りはお早目に。

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