特急「やくも17号」特急券・グリーン券(株主優待)

やくも17号特急券・グリーン券

特急「やくも17号」の特急券・グリーン券です。株主優待で半額となっています。
特急「やくも」にはパノラマグリーン車を連結した編成があり、この「やくも17号」も含まれます。
このパノラマグリーン車は出雲市方の先頭に連結され、当然ながら前面展望は下り出雲市行きのみ。そして、2列目以降はあまり展望がよろしくないこともあってねらい目はやはり最前列になりますでしょうか。
流石にこの席は大人気で、昼間の出雲市行きのパノラマグリーンの最前列はどんなにガラガラな日でも客がいるようです。

381系の引退の日程が発表されました。
パノラマグリーンは現在スーパーやくも色とゆったりやくも色の2本がありますが、スーパーやくも色は4月に引退とありましたので、おそらくですがゆったりやくも色も含めて2本とも4月に引退するのではないかなと思います。

JR西日本「やくも」381系リバイバル塗装車両、4月から順次運行終了
JR西日本は、特急「やくも」の381系を使用し、現在運行しているリバイバル塗装車両について、2024年6月末までに順次運行終了すると発表した。「是非お早めにご利用下さい」とのこと。

既にパノラマグリーン車の最前列席の争奪戦は始まっていますが、引退近くになるとますます競争率が高くなりそうです。

パノラマグリーン車から見る振り子電車の光景

やくも17号

やくも17号が岡山駅に入線。先頭はパノラマグリーン車です。

乗車日は2022年5月5日。帰省の帰りに使用しました。
ゆったりやくも色に塗られた381系電車のパノラマグリーン車です。LEDのヘッドマークはLやくもとエル特急時代のままになっています。(これは幕式ヘッドマークも同様です。)

まだ具体的な置き換えの内容が発表されていない時期のため、撮影は自分のみ。パノラマグリーン車の最前列もわりと簡単に取れました。

岡山駅発車

岡山駅発車後はしばらく直線区間の多い山陽本線を走行します。このあたりは肩慣らしか。

流石に最前列の展望は抜群。
岡山を発車してしばらくは山陽本線を助走します。このあたりはカーブが少ないため、振り子電車の魅力はあまりありません。
倉敷の手前で高架を渡って倉敷駅伯備線ホームに到着。そこから伯備線に入ります。

カーブ

振り子電車ではカーブでは内側に傾く様がよくわかります。

倉敷を出るとすぐに高梁川が左側に。しばらくはこの高梁川沿いに北上していきます。
複線ではあるものの、次の清音までは上下が分かれカーブが続きます。そこで振り子電車の威力発揮。車体を傾けながら高速で駆け抜けていきます。

しなの」のパノラマグリーン車、「くろしお(オーシャンアロー)」のパノラマグリーン車でも同様の光景が楽しめますが、伯備線が一番カーブがきつい気がします。

備中高梁を過ぎると単線になりますます山深くなります。
新見でいったん町に出ますが、新見を出ると中国山地をくねくねと曲がりながら走行していきます。

根雨

根雨では、国鉄色の381系とのすれ違い。

生山、根雨と過ぎると今度は車窓左側に日野川が見えます。日本海に向けて注ぎ込む川で、備中高梁付近の高梁川とはやや違う光景が見られます。
根雨を過ぎたあたりから川幅も広くなり、伯耆溝口あたりでは平地になります。
そこでハイライトの大山が。

大山

大山。5月ですが山頂付近は雪が残っていたようです。この大山とのツーショットが割と撮影の定番でしょうか。

ここで大山の案内放送が入り、観光客は皆進行方向右手に注目することに。伯耆溝口から伯耆大山までの10分ほどは見ることはできるので、焦らずにじっくりみましょう。

伯耆大山から山陰本線に入り、安来、松江と停車。松江を過ぎると宍道湖が見えてきます。

宍道湖

宍道湖沿いを快走。既に夕刻となっており、宍道湖に沈む夕日がきらめいていました。時期によっては宍道湖での日没を見られることも。

ここも宍道湖沿いのカーブを車体を傾けて高速で通過。そして玉造温泉駅に到着。
あっという間の2時間48分でした。

岡山->玉造温泉駅の営業キロは194.6kmと、200km以内ギリギリのところにあります。
この200kmの壁はわりと大きく、グリーン車の特急料金+グリーン料金は玉造温泉までだと200km以内なので5000円、一方、宍道・出雲市は201km以上になるので6520円と一気に1500円以上あがります。きっぷ購入時に200km前後の場合、ちょっと考えてみてもいいでしょう。

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