長万部駅入場券(北の大地の入場券)

長万部駅「北の大地の入場券」
長万部駅「北の大地の入場券」です。

裏面の紹介は「長万部町民センター」鉄道系の資料があるとはいえ、なかなか渋い選択。

長万部駅の「北の大地の入場券」です。長万部は北海道でも半島の付け根に位置する町として交通の要衝の町として発展してきました。
現在も函館本線と室蘭本線の接続駅であるほか、道路関係も国道5号線と道央自動車道の合流地点となっています。

表面は長万部駅の留置線に並ぶ3両の車両たち。日高線用の青を白のキハ40、主に室蘭方面のキハ150、そしてキハ40の「道南 海の恵み」です。かなりマニアックな選択です。
裏面の紹介は長万部町民センター。これは鉄道ファンでもなかなか知っている人は少ないはず。やっぱりどういう基準で選出されているのか謎。
なお、裏面記載の中ノ沢駅は、2024年に廃止に向けての協議が始まっているとのことです。

ページが見つかりません:北海道新聞デジタル
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長万部のもりそば

長万部駅

長万部駅です。駅の構内の規模に反して駅舎自体はわりとこじんまり。観光案内所を兼ねた物産センターを併設していますが、普段は閑散としています。

6/11の記事の続き)

「北斗9号」を長万部駅で下車し、1日ぶりに長万部に戻ります。長万部駅は駅構内の広大さに反して駅舎はかなりこぶり。駅前は閑散としていて観光客の姿はあまり見えません。一方で海沿いの国道5号はかなり車は多く感じました。

長万部駅というと、かなやのかにめしが有名でその知名度は全国区となっています。

北海道長万部 かにめし本舗かなや
昭和3年より創業の老舗。北海道長万部町 かにめし本舗 かなやです。かにめしや駅弁、佃煮など美味しいと喜んで頂ける商品をご提供いたしております。

かにめしは「北斗」「スーパー北斗」に車内販売があったころは、長万部駅で積み込んで販売していましたが、現在は駅での販売は物産館に冷凍品を除いてなくなっており、駅前の本店で購入する必要があります。

もりそばの店舗

こちらはもりそばの「合田」鉄道ファンではもりそばの折詰弁当で知られてますが、店の構えは至って普通の駅前食堂です。写真の右斜め向かいにチラリと見えるのが「かにめしのかなや」本店です。

もう一つ、こちらはかにめしほどではありませんが、長万部でそばの弁当が売られており、こちらも予約制でかつては「北斗」「スーパー北斗」で売られていました。
今でこそ当たり前のようにコンビニでそばが売られてますが、合田の「折詰もりそば」は発売は1931年と90年以上の歴史があります。
国鉄時代はごはんがないと駅弁とみなさなかったため、この「折詰もりそば」は正式な「駅弁」扱いではなく駅弁マークはついていませんが、国鉄時代の駅弁一覧にはちゃんと「折詰もりそば」は掲載され、事実上の駅弁扱いになっていました。

玉子丼セット

玉子丼セットは730円也。玉子高騰・不足の北海道でこの価格設定は感涙もの。

店の営業は11時から14時までとほぼお昼限定のため、割と購入機会は限られるのですが、この日はちょうどお昼に列車待ちとなったため、そのまま合田に入店。
そこそこ広い店内はかなり賑わっており、活気がありました。

もりそば550円、玉子丼600円と、市価では平均的な価格ではありますがこれを2つ組み合わせた「玉子丼セット」は730円、と妙に安いです。
最近流行りの「半ちゃんセット」「半分ずつ」なのかなと思ってたのですが、出てきた料理はボリューム十分。しかもそば屋らしくちゃんと食後にそば湯もついてきます。
味は特別うまい!ではなく何度も食べた折詰そばのイメージそのままですが、この価格だと近所に住んでたら毎日リピありかな、と思える出来でした。
ちなみにもりそば単品だとちゃんとセイロに載せて運ばれてきます。

短時間の営業で、なおかつ駅前は閑散としているにもかかわらず、店内は賑わっているのはやはり地元に根付いているということではないでしょうか。

折詰もりそば

こちらは折詰もりそば。パッケージが昔からかわらず。価格は値上げされて700円になっていました。

折詰もりそば中身

折詰の中身はコンパクトにそばと薬味、うずらの卵、そしてデザートにミカンです。これは昔から変わりません。写真はだしにうずらの卵を入れた状態です。(みかんは取り除いています。)

これから先、ゆっくり食事する時間がない可能性もあったため、「折詰もりそば」も購入。700円になっていました。
夕方に開けてみると中身は昔から全く変わらずそばと薬味とつゆにウズラの卵にミカン(の缶詰)。ウズラの卵は別に鶏卵不足だからではなく、昔からウズラの卵です。
北海道新幹線の札幌延伸時には長万部名物として脚光を浴びそうではありますが、ドライブインなども経営している「かなやのかにめし」と違って、こちらは根本は「町のおそばやさん」のため、拡大路線はとらず一定の知名度を保ちつつも今の体制で続けるのではないかと思います。

6/15の記事に続く)

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