登別から長万部の自由席特急券です。
正直今回の旅行で、札幌駅6:18発の東室蘭行きキハ143形の普通に乗って、長万部発13:37発普通函館行きに乗ることまでは事前に決めていましたが、その間をどうするかは一切決めておらず、旅行中も時刻表片手に頭抱えていました。
自分は乗り鉄の際、概略だけ決めてあとは旅行開始してから出たとこ勝負にすることはよくあることではあるのですが、今回は珍しくかなり悩みました。
乗り鉄的目的地決定術(謎)
最終的に下車観光駅は登別にしたわけですが、
当初下車観光駅として候補として挙げたのが、登別、東室蘭・室蘭、伊達紋別、洞爺。いずれも特急停車駅ですが、洞爺~長万部の普通列車で長万部発13:37に乗り継げる列車がなく、長万部まで特急「北斗」でつなぐことを考えると、特急停車駅にせざるを得ません。
この中で行きたいと思ったのは室蘭のカレーラーメンぐらいで、あとは積極的な動機に乏しく、じゃあ東室蘭でいいかと思って、念のため長万部までの自由席特急料金を計算すると・・・
区間 | 営業キロ(自由席特急料金) |
---|---|
登別~長万部 | 94.7km(1150円) |
東室蘭~長万部 | 77.2km(1150円) |
伊達紋別~長万部 | 54.5km(1150円) |
洞爺~長万部 | 41.5km(630円) |
自由席特急料金は50km~100km単位で設定されているため、割と幅にブレがあり、かなり距離に差がある登別~長万部と伊達紋別~長万部が同額なのは、伊達紋別が損した気分に。ということで伊達紋別が候補から脱落。
次に洞爺ですが、こっちは自由席特急料金のパフォーマンスはいいのですが、洞爺駅前には何もなく、洞爺湖畔までバス往復のうえ、東室蘭からの乗り継ぎおよび洞爺でのバス接続が悪いため洞爺湖温泉でほぼとんぼがえりとなり、楽しめません。
じゃあ当初目論見どおり東室蘭、と思ったのですが、目当てのカレーラーメンの店は室蘭にあるので、営業時間と室蘭~東室蘭の乗車時間、東室蘭の列車接続を考えると店に営業開始一番に入っても割とギリギリになってしまうことが判明。
最終的に登別に決定しました。
乗り鉄途中でどうしてもいきたいところがある場合は、タクシーやレンタカーなどあらゆる手を駆使しますが、そうでもない場合は割と適当な理由で目的地を決めます。特に自由席特急料金のコスパで目的地を決めるなんて思考は、重度の乗り鉄ぐらいしか考えつかない気がします。。。我ながら変だ(苦笑)
北海道のラーメン
(6/3の記事からの続き)
登別駅に戻ってから多少時間が余ったので、昼食に。
といっても駅前にはあまり店らしき店がなく、少し歩くとこの「味の美和」を見つけ、ここしかないかということで、入店。入るやいなや等身大ウルトラマンタロウ人形がお出迎え。なんだこの店は(笑)
超個人的意見ではありますが、北海道のラーメンは全般的に苦手です。理由は単純で、北海道のラーメンは全般油が強いからです。バターコーンラーメンなんか典型的ですが、普通のラーメンでもとにかく油が強い。
北海道という寒冷地では保温とカロリー確保のため、生もの以外は全般油っこくなる傾向があるのですが、ラーメンでも例外ではありません。
ただ、たまに無性に食べたくなってがっつり食べることもあります。。。
今回山菜ラーメンを注文。山菜ラーメンだからあっさり目だろうと注文したのですが、表面がギラギラしていて油がすごく自己主張していました。味は良かったです。
登別駅に戻り、「北斗10号」に乗車。
登別から乗車したのは外国人グループがほとんどで、いかに登別が外国人が多いかを物語ります。(まあ洞爺とかも同じでしょうか)
JR北海道の駅員はかなり説明に苦労しているようですが、ヘタすると駅員配置の条件に英語が話せることが条件に入ってくるようになるかもしれませんね。
ただ、駅員の必死の案内もむなしく乗車口を間違えたようで、東室蘭手前で車掌に連れられてぞろぞろと自由席に外国人グループがやってきていました。
東室蘭を過ぎてもしばらく工業地帯を走り抜けますが、徐々に民家が消え北海道らしい「何もない」景色になります。
特に洞爺・豊浦を過ぎると、駅近辺以外は人家がなくなります。また山沿いであることもあってトンネルが多くなります。小幌駅に至っては駅前に住人はいません。(笑)
ただ、トンネルの間の景色がなかなか素晴らしいのでトンネルに入っても気が抜けません。
連続トンネル区間を抜けると長万部はもうすぐ。
ここで「北斗10号」を下車して、普通列車に乗り換えることにします。
(6/7の記事に続く)
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