「ひたち13号」のチケットレス特急券です。常磐線系統のチケットレス特急券は全車指定席化された2015年から設定されていますが、2023年4月からえきねっとトクだ値について、チケットレスの特急券に変更になりました。
今回はその初日のえきねっとトクだ値です。特急料金が35%引きとなっています。
3月までは乗車券+特急券タイプのえきねっとトクだ値が発売されていました。
今回衣替えしたことで、乗車券+特急券の合計額から10%引きから特急券のみ35%引きになっています。おおむね今の特急券のみ35%引きのほうが若干安くなっています。
乗車券は一応Suica前提のようですが特に制限はなく、例えば「週末パス」との組み合わせとかも可能となり、自由度は恐ろしく高くなりました。
ただ、いわき~仙台に限っていえば、同区間はSuicaでは乗車できないため、必ず乗車券類が必要となります。
改めてスマホを眺めてみると、いわき~仙台は151.9km とわずかに150km越え。
じゃあ「広野駅」に先回りして、広野~仙台とすると・・・?
広野~仙台:1380円(150kmまで1580円、えきねっとチケットレス割-200円) |
いわき~仙台:1450円(200kmまで2240円、えきねっとトクだ値-790円) |
ありゃ、トクだ値よりチケットレス割のほうが安い(笑)
まあ、広野にいく手間がかかるので、ここで70円ケチることはないのですけどね。
ピラフ弁当復活
ひたち13号がいわき駅に入線。以前651系で運行していたころは、上野からいわきまで11両で運転されていました。ここで切り離しを行い、いわき~仙台間は4両の身軽な編成で仙台に向かいましたが、現在は切り離しができないため、E657系の10両のまま仙台に向かいます。
このため、どう考えてもいわき以北は輸送力過剰で、1号車は案の定ガラガラでした。
ガラガラだったら遠慮なく駅弁食べられる!ということで、いわき駅で購入したのがこちら。
「かにピラフ」弁当。以前、いわき駅ではNREがシーフードレストラン「メヒコ」のピラフの弁当を売り出していました。たしかうにピラフ、かにピラフが1000円だったと思います。
とにかく、「メヒコといえばピラフ」ということで目玉がピラフの弁当でした。
今回はその復刻版ということで、小名浜美食ホテルが販売しています。
ただ、味付けがちょっと違うような。かなり強烈なバターが効いたピラフだった記憶があったのですが、今回はちょっとマイルドな感じ。
あとで調べると、かにの風味を引き立たせたということで、食べやすくなっているようです。
そういえば昔のピラフの駅弁あったよなあ、と思って画像漁りしてたら、東日本大震災直前の 2011/03/06 にいわき駅で「いわきカニ・ウニ欲張りピラフ弁当」を購入していました。当時はNREのネットワークで水戸駅や日立駅とかでも売られてたはず。
昔のほうが味が濃いと思ったのは思い出補正のなせる業か。
常磐の海と津波の跡と
いわき駅を出てしばらく走ると海沿いを走ります。
このあたりから東日本大震災の津波の爪痕がそこかしこで見られるようになります。
加えて福島第一原子力発電所の事故の影響で復興が進まず、なんだか時がとまったような場所もありました。
とはいえ、流石に津波による被害はほとんど綺麗に片付けられて更地になっています。
常磐線自体も一部内陸部に路線を引き直したようで、ところどころ新線らしい真新しい構造物の上を走行している場面もありました。
震災から10年以上がたってますが、特に沿岸部については今後どのように復興を目指していくのか、かなりの時間がかかりそうな気がします。
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