長門三隅からの普通乗車券です。金額式の常備軟券で発売されており、180円区間は主に長門市方面になります。
長門三隅駅は長門市駅の東隣の無人駅ですが、駅前の商店できっぷが販売されています。無人駅でのきっぷ販売のため「ム」マーク入りの乗車券となります。
長門三隅駅は、国鉄時代の昔から学校登校日のみ運行の当駅発着の普通列車が朝方に設定されており、ちょっとどんなところか気になっていました。
降りてみたところ、なんというか普通の田舎駅といった感じです。まわりは結構たくさん民家があり、また車の往来の多い道も駅前を通っているので、それなりに利用はありそうです。
ホームに上がると、本線系の交換可能な駅らしく、長いホームが特徴的です。
初めて山陰本線のこの地域を踏破したときは、6両ほどの旧型客車でたくさんの客が乗っていたような。今は1~2両のディーゼルカーがこの長いホームにポツンと停車します。
駅前にタバコ屋(?)があり、ここできっぷを販売してます。
ただ、呼んでも声はするもののなかなか出てこず、3分ほど待ってようやく、かなりお年を召したおばあさんがでてきました。
販売している種類は限られており、やはり隣の長門市が多いとか。きっぷはそんなに売れないそうで、店をたたむか、きっぷをとりにいくことができなくなったら、ここでのきっぷ売りもおわりかなあ、と言ってました。
ところで、西日本の軟券はこのblogでは、草江、林野、競輪場前と紹介してますが、いずれもほどなく廃業、ないしは設備がなくなっています。
廃止が確定していた競輪場前はともかく、残りは聞いたときはちょっと驚きました。
まあ、軟券を出すような駅は客数が少ない駅が多いですから、いつなくなってもおかしくないわけですが・・・・
なお、長門三隅駅は列車は1日10往復以下と非常少なく、列車で来るのは面倒ですが、
近くを長門市方面のバスが1時間に1本程度走っており、クルマなしでも訪問すること自体はラクだと思います。
コメント