美作国建国1300年きっぷ

岡山県内を起点とし、津山近辺のJRが1日乗り放題の「美作国1300年きっぷ」です。

きっぷのタイプ:往復+着駅フリータイプ
価格:1,300円(こども500円)
発売期間:2014年3月30日まで(前日まで発売、当日発売なし) 
利用可能期間:2014年3月31日まで 
有効期間:1日間
フリー区間:津山を中心とする富原、美作河合、美作土井、神目を囲んだ範囲の普通列車自由席が乗り放題
備考:フリー区間までへの往復には普通列車の普通車自由席が利用可能。

「NARUTO 建国千三百年の絆 in美作国」のキャンペーンきっぷとして、昨年4月から今年の3月まで発売されており、岡山県内の各駅から、津山地区への日帰り旅行に便利なきっぷです。

なお、自分は事前にきっぷを購入しておき、新大阪駅で和気までのの普通乗車券とこのきっぷ、そして岡山までの特急券を新大阪の改札口に差し出すとちょっとした混乱が発生しました。

「これ、新幹線使えるのかなあ。」

新大阪駅の駅員が知らないのも無理はありません。一応新幹線特急券併用で新幹線利用できることは事前に確認していますが、駅員は5分ほど問い合わせたあとで、

「岡山駅で聞いてください。」

先送りしてしまいました。
岡山駅の新幹線乗り換え改札口でこのきっぷを差し出すと、特に何も気にせずに和気までの乗車券と特急券を回収してこのきっぷだけ返してきました。

で、津山に到着。
津山駅では旧津山扇形機関車庫が公開されていたので訪問しました。
扇型車庫の真ん中に転車台があり、車庫には貴重な機関車や引退した車両などが展示されています。

真ん中の転車台は実際に稼動可能で、車両こそは乗せなかったものの、回転するイベントもありました。車両を乗せるときもあるそうです。

車庫には貴重な機関車や、引退した車両などが展示されています。
まずこれは日本で1両しか製造されなかった、ハイパワーディーゼル機関車DE50です。
国鉄最強のディーゼルエンジンを搭載し、当時の主力ディーゼル機関車DD51の置き換えを目指して製造されましたが、結局この1両のみに終わりました。

こちらは50系客車をディーゼルカーにしたキハ33型気動車で、こちらも2両しか製造しなかった珍車です。
とはいっても、浜坂~鳥取でよく遭遇していた車両でもあったので、あまり希少な車両という印象は持っていませんでした。

こっちはDD15型ディーゼル機関車です。雪かきがメインである、いわゆる「ラッセル車」です。この車両自体は山陰や北陸でまだ同形式が現役で活躍中ですが、数年内に引退の予定です。

こちらはキハ58、キハ28の急行型気動車と、キハ181特急型気動車です。
いずれも数年前まで現役の車両でした。自分にとってはまだまだ過去の車両という印象はないのですが、すでにJR線上ではすべて引退しています。

キハ28は車内が公開されています。
内部は窓ガラスにフィルムを貼り付けて、外側から窓に光を当てています。
フィルムには昔の津山駅の写真などがありました。

津山の旧津山扇形機関車庫は現役の車庫でもあり、現役の車両も見られます。(金網で区切られていますが。)
ここには「みまさかスローライフ号」として出庫待ちだった「NARUTO」ラッピング列車が置かれていました。

この「NARUTO」ラッピング列車は、キャンペーンファイナルイベントとして3月30日に岡山~津山間に臨時列車「ありがとう!NARUTO-ナルト-列車」を運転する予定です。

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