肥薩おれんじ鉄道「肥後田浦→たのうら御立岬公園」乗車券

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肥薩おれんじ鉄道の肥後田浦駅からたのうら御立岬公園駅までの乗車券です。
普通の乗車券ですが、肥後田浦駅自体、きっぷマニア?な方には有名な駅です。

というのも肥後田浦の窓口の営業時間が毎週土曜日の9時45分から16時までと、わけがわからない営業形態をとっているからです。
平日のみ窓口営業の駅は全国で結構見かけますが、毎週土曜日のみ営業というのは聞いたことがありません。
土曜日のみ何かイベントがあるのかというとそういうわけでもなく、なぜそういう営業形態なのかはよくわかりません。。。

一方たのうら御立岬公園駅は、御立岬公園への最寄り駅ですが、公園まで3km強のハイキングでみたところ1時間かかりそうなのでパス。
変わりに駅から徒歩10分のところにある登録有形文化財の「赤松館」へ。
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料理家の江上トミさんの生家として知られ、明治時代の建築や庭などを見ることができます。
NPOが管理しているようで、土休日と月曜のみ開館。
料金は500円。
隣接して喫茶店もあります。

土曜とはいえ、こんな時期こういうところに来る観光客はそう多くないみたいで、「どこから来ました?」「どこでここを知りました?」と人当たりのよさそうな年配の方と話していました。

ここには明治時代から残された蔵書が展示されており、一部は自由に見ることができます。
そんな中、目をひいたのがこれ。
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日本初の月刊の時刻表である「汽車汽船旅行案内」。明治31年3月1日号です。
昭和55年ごろ刊行された汽車汽船旅行案内の復刻版は知っていますが、復刻版ではない本物を手にとって見るのはさすがに初めてです。
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巻頭には路線図があるのは今の時刻表と同じ。もっとも北海道で鉄道路線は札幌と釧路です。
釧路は標茶~跡佐登・ヲンコチャル間の釧路鉄道の路線で、たしかこの時期は休止されてたと思いますが、路線図は残ってますね。
釧路鉄道は結構悲惨な歴史があるので、気になる方は調べてみるといいかも。
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こちらは官設鉄道新橋~神戸間のうち、新橋~大府までのページです。
本数が少ないですね。。。また丹那トンネルは開通前なので御殿場経由。そして東京駅はまだでした。
明治39年の鉄道国有法より前なので、鉄道路線は山陽鉄道や日本鉄道など私鉄がメインでした。
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「旅行案内」ですから、こういう沿線案内ページもあります。
写真は新橋~神戸間の東海道線の案内ページです。
よく見ると大津~京都間が大谷~稲荷経由だったり、大阪が「大坂」だったりと今と違うところが結構ありますね。
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汽船案内ですからこのように国際航路もあります。
今と違って飛行機はありませんでしたから、海外はすべて船です。
中国便が多いですが、バンクーバーといった北米航路のほか、メルボルンやはてはロンドンなど今ではクルーズ船しかありえないような航路も普通にありました。

この「汽車汽船旅行案内」、おもわず見入ってしまいました。。。

コメント

  1. SEAST より:

    おおお!すごい…!本物ですかぁ…知りませんでした。
    関東在住だとなかなか行けそうに有りませんが、いつか行ってみたいと思いました。

  2. ぱーぱー より:

    特に汽船の部分はすごいと思います。
    今では絶対ありえないですからね。。。