「のぞみ54号」エクスプレス早特グリーン券

20070211

山陽新幹線は航空機対策で「ひかりRailStar」に4列シートを導入したりと、サービス向上に努めてますが、山陽新幹線は東海道新幹線ほど需要はなく、特に3両のグリーン車は常にガラガラという状態に陥っていました。
ひかりRailStarが高乗車率をキープし続けるのに対し、「のぞみ」のグリーン車はガラガラといういびつな状況を打破するために、山陽新幹線限定の割引きっぷを出したりしていました。

このエクスプレス早特山陽新幹線グリーン車用もこのようなきっぷのうちのひとつで、
指定席に1000円~500円を追加するだけでグリーン車に乗れるのが売りです。
実際に券面を見ると、内訳が特急券が2,410円と通常のグリーン車用の特急料金と同額なのに対し、グリーン券が1,000円とバーゲン価格になっています。
一方、エクスプレス予約の新大阪~岡山間のe特急券が2,410円ですから、1,000円追加でグリーン車に乗れることになります。

さて、のぞみのグリーン車は2×2の配置なので、ひかりRailStarの指定席と同じじゃんと言う口の悪いファンもいますが、実際乗ってみると、明らかに普通車であるひかりRailStarの指定席との違いを感じ取れます。
ハードウェアスペック面で言うと、足置きがついていたりとか、シートピッチが違うなどあまり差異がないかもしれませんが、なんとなく乗ったときの雰囲気が違うんですね。
同じ新幹線でも、300系は普通車とグリーン車であまり雰囲気に差異が見られませんが、700系、500系など新型の車両は普通車とグリーン車でトータルな雰囲気で普通車と区別するようになっているみたいで、これがグリーン車なのか、と感じさせられます。
もちろんソフト面(サービス)でも普通車より充実しています。(同じグリーン車でもこだま号のグリーン車のサービスはのぞみ、ひかりと比べて落ちます。)
ただし、一般庶民にとって、グリーン料金を払ってまで利用すべきは考え物ではあるでしょう。

「百聞は一見にしかず」を身をもって感じたものです。

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