「和歌山→天王寺」乗車券

20060808

和歌山から百舌鳥までの乗車券です。
「百舌鳥」とはもずと呼びます。鳥の名前です。大阪市営地下鉄にも「なかもず」という駅がありますが、やはり読みにくいからかひらがな標記が多いです。
近くにはあの有名な仁徳天皇陵があります。

縦長の自動券売機券で、自由席特急券とセットで売られている場合が大半です。
通常の小さめの自動券売機券に比べると、なくしにくいですが、小銭要れとかに入れておこうとして買ってこのサイズだとちょっと困るでしょう。
通常は自動券売機で買うと「○○駅→130円区間」等の表記が多いですが、自動券売機券にも着駅に駅名が表示されることもあります。
たいていは大量に売れる見込みがあるときとか、その運賃区間の対象駅が1駅しかない場合が多いです。

さて、このきっぷは和歌山から
天王寺/美章園/南田辺/鶴が丘/長居/我孫子町/杉本町/浅香/堺市/三国が丘/百舌鳥
と実に11駅分も含まれています。
通常ですとこんな短距離(50~60km程度)の運賃の刻みが細かい区間で、11駅も違うと運賃が変わってきてもおかしくありませんが、ここは少し特殊な区間になっています。

天王寺~和歌山間は特定運賃区間になっており、通常の運賃よりも安く設定されています。
言うまでもなく南海との競争のためですが、天王寺~和歌山の内側の区間が、天王寺~和歌山の運賃よりも高くなるのはちと問題です。
具体的には和歌山から百舌鳥~美章園の区間は、まともに運賃表をあてはめてしまうと和歌山~天王寺よりも高くなってしまいます。
このため、和歌山から百舌鳥~美章園については、和歌山~天王寺と同額にしています。

このことから11駅分もの同額の駅が発生してしまい、このような表記になってしまいます。

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