快速「ゲレンデ蔵王」指定席券

20060607

周遊きっぷ「札幌・道南ゾーン」で北海道に向かう際、新宿から仙台までは「ゲレンデ蔵王」を使いました。

券面に「ゲレンデ蔵王号ゴロンと」とあるとおり、座席は「ゴロンとシート」と呼ばれる形態をとっています。
これは寝台を利用するものの、マクラや毛布などのリネン類は一切なくただ横になれるだけ、というものです。
その代わり高額な寝台料金は一切かからず、指定席料金追加だけで乗車ができるようになっています。
このため、安価に横になって移動できる乗り得列車のひとつとなっています。
青春18きっぷに指定席券追加で乗れることもあり、期間中はカンマ秒単位で売り切れているのでは、と思います。

きっぷの券面の特徴としては、寝台の場合「上段、中段、下段」という呼び方をしますが、このゴロンとシートの場合は、あくまでも座席扱いだからか「上席、中席、下席」と記載されます。
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さて、新宿で乗車して早速車内へ。
車内は3段ベッドがずらりと並んでいますが、布団がありません。また、マクラもありませんから頭の置くところにも困ります。
そこでバッグにタオルを乗せてマクラ代わりにしました。
写真の583系電車とよばれる車両は下段のベッド幅が1m以上もあり、非常に大きいです。このため、寝るのはそんなに困りませんでした。

仙台についたころには既に夜明け。
ゴロンとシートは座席夜行に比べると明らかに楽でした。

さて、このゲレンデ蔵王ですが、仙台で「はやて・こまち71号」の接続し、八戸で白鳥71号に接続。そのまま北海道に行くことができます。
かなりの好接続で、朝一の東京発の「はやて」でいくよりも早く函館に着くことができますが、いかんせんこの列車や、ほぼ同時刻のムーンライト仙台の運転日があまりにも限られているため、なかなかこの乗継をする機会はないと思います。

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