「奈良・大和路フリーきっぷ」後編です。
さて、前回のラストで「このきっぷはもうひとつ特徴がありますが」と書きましたが、それが、フリー区間でなく、行き・帰りの経路上で途中下車ができる、ということです。
国鉄時代から続くフリーきっぷは行き・帰りの途中下車を認めているものが多かったですが、JR化後に発売されたものは、JR四国を除き行き・帰り上では途中下車ができないものが大半を占めるようになりました。
で、「奈良・大和路フリーきっぷ」は行きは関西本線経由固定ですが、帰りは東海道本線も帰れます。また別途料金を支払えば新幹線も乗れます。
というわけで、3/18の夜、東海道線を名古屋に向けて出発。途中、野洲で途中下車しました。
「ほほえみの湯」という駅前のスーパー銭湯に立ち寄るためです。
で、予想通りというか、当然ですが改札で止められてしまいました。
フリーきっぷはフリー区間外では途中下車できない云々・・・ でもこのきっぷにはあたり前ですが「下車前途無効」とは一切書いてありません。
そこを言うと、物分りのよさそうな若い駅員は理解した様子で通してくれました。
まあこんなきっぷを見ること自体まずないでしょうから、仕方ないのかもしれませんが・・・
さて、野洲のほほえみの湯ですが、青春18きっぷ旅行には便利な存在ではないでしょうか。
ムーンライトながらで東京に向かう前、あるいは、東海道を鈍行乗り継ぎしているときに、立ち寄ると便利です。
また、野洲は京阪神方面の新快速列車・普通列車の起点・終点のひとつでもありますから、その点でも使いやすいでしょう。
温泉ではありませんが、ここの名物は塩サウナ。全身に塩を塗りたくって水分を老廃物と一緒に出す効果があるそうですが、一度お試しあれ。
なお、会費100円で会員になれ、入湯料(50円引き)や食堂(50~100円引き)が安くなってあっという間にモトが取れてしまうため、やたら会員の比率が高いです。
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