登別駅の「北の大地の入場券」です。
登別駅は登別温泉の玄関口として特急停車駅になっています。ただ、登別温泉の中心街は駅からバスに乗り換える必要があります。
表面は工場の煙をバックに疾走する「北斗」。登別温泉を絵面に使えないからだとは思いますが、工場地帯は北海道らしくないかもしれませんが、苫小牧~室蘭・崎守の間はこういうコンビナートの区間が多く、ある意味「らしい」絵柄ではないかな、と思います。
裏面の案内は2か所出ていますがいずれも登別温泉から。地獄谷は割と有名で、登別に初めてきたら行ってみるべきだとは思いますが、登別を有名にしたのはやはり「のぼりべつクマ牧場」でしょうか。
乗り鉄にとっては園内へのアクセスに使う「登別温泉ロープウェイ」があり、ちょっと考えどころではないでしょうか。(ロープウェイの運賃はクマ牧場の入園料に含まれる。)
PayPayでバスに乗ろう
(6/1の記事からの続き)
苫小牧から所用を済ませるためいったん札幌に向かい、翌朝札幌から朝1本のみ存在する東室蘭行きの普通列車で登別に向かいました。
登別駅は観光地の玄関口として特に外国人観光客が多く見られます。
駅舎はどっしりとした構え。ただ、駅前は意外と店舗の類は少なく、時間待ちとかはちょっと困りそうな気もします。
登別駅では登別温泉への往復割引きっぷが販売中。これを使うと安上がりではあるのですが、登別温泉へののバスを運営している道南バスが運賃の支払いにPayPayを導入したため、試しに使ってみることにしました。
乗車時は普通に整理券をとって乗車。着席すると、座席にバーコードが貼られた案内があります。
はいはい、このバーコードを読み取るのね、とバーコードを読み込むといきなり金額入力画面。何の説明もない淡泊な画面に潔さすら感じます。というかこういうのは、デジタルに対するリテラシーがないと???になりそう。
登別温泉バスターミナルに着くと、この画面を運転手に提示して金額を入力。整理券を渡して「支払成功」の画面を提示で運賃を支払ったことになります。
運転手の目の前で金額入力はちょっと面倒。事前に金額入力だけしておく手もありますが、その画面を保持しておく必要があるのもなんだかなあ、と。
バス会社にとって、運賃のPayPayバーコード支払いはキャッシュレス化に伴って現金のやり取りがなくなるのと、ICカードリーダーのような新規投資が不要なのが魅力ですが、運賃支払いにどうしても時間がかかってしまうのが欠点です。
また事前に金額入力画面を用意していればまだましですが、用意せずに下車する場合は運転士の前でバーコードスキャンして、金額入力して・・・と手間がかかり、後ろの人の「早く降りろ」の冷たい視線に耐えられるかも課題ですね。
ICカードと違ってバーコードによる運賃支払いはいろいろ課題がありそうです。
一風呂浴びよう
登別温泉バスターミナルは温泉街の南端部にあり、そこから北に向けて温泉旅館などが立ち並んでいます。坂の町でもあり、さらに北に向かうと地獄谷がありますが、歩いていくと結構距離があります。
地獄谷へは登別駅から温泉バスターミナル経由で直通のバス便もありますが、2023年からはオニスロと呼ばれる、低速電動バスの運行が始まりました。
これを使えば地獄谷や足湯などを効率的に回ることができます。
バスターミナル近くには温泉銭湯「さぎり湯」があり、手軽に登別温泉が楽しめます。時間の都合上、地獄谷かさぎり湯かどちらか片方しか行けなかったのですが、今回はさぎり湯でゆっくりすることにしました。
(6/5の記事に続く)
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