新夕張駅の「北の大地の入場券」です。新夕張駅は石勝線の夕張支線が廃止されてから単独駅になりましたが、前後の楓駅、十三里ともに廃駅になって信号場に格下げになっており、過疎化の進行をうかがわせます。
なお、新夕張駅は日曜は無人で販売がないので、購入の際は曜日に注意。
新夕張駅の入場券の裏面の路線図には「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」と「滝ノ上発電所」が紹介されていますが、少々選択肢がマニアックな気もします(笑)
はまなす編成登場
(前回の記事から続く)
代行バスから降り、新得駅に入ります。新得駅は列車別改札ですが、「とかち4号」の改札で入ります。乗車券を見せると普通は「特急券は?」と言われますが、ここでは「どこまで乗るの?」と聞かれます。
そして「新夕張まで」「どうぞ」となります。
特急券は見せていませんが、それもそのはず。新夕張~新得間は普通列車が一本もないので、普通乗車券のみで乗車できます。
これは青春18きっぷの案内にもある非常に有名なルールではあるんですが、前後の接続が壊滅的に悪く、特に新夕張側は普通列車との接続がほぼあいません。
18きっぷサイトではお得とか言われることもありますが、実際に有効的に使えるかはまた別の話でしょう。
かくいう自分もこの特例を生かすのは今回が初めてです。新得~新夕張を特例が使えないグリーン車で乗車したことはあるけど(笑)
とかち4号はキハ261系はまなす編成です。
ガラガラなので最初からラウンジに居座ることに決定。
開放的な空間で景色もなんだか違って見えます。
途中車掌が車内改札にやってきますが、乗車券だけ渡すと特急券は求められずそのまま返却されました。およ、新夕張までの乗車券じゃないのに、行き先聞かなくていいのかな?
新得を出ると、特急とはいえ、トマム、占冠、新夕張と各駅に停車します。
もっとも各駅に3駅進むのに距離にして約90km。1時間ほどかかります。さすがに広いぜ北海道。
新夕張で降ります。
石勝線の開通は昭和56年で、新夕張駅は旧夕張線の紅葉山駅から移転して開業しました。
開業当時の国鉄の一般的な(悪く言えば味気ない)スタイルの駅舎ですが、今となっては昭和レトロな感じもします。
駅名標は最近取り換えられたらしいピカピカの新品です。そりゃあれだけ隣駅がめまぐるしく変われば取り換えざるを得ない。
楓駅の廃止は2004年ですが、もうすぐ20年経つのですね。時の流れは早いものです。
夕張の名物「カレーそば」と「メロンパン?」
夕張の名物と言えば全国に名高い夕張メロン。
新夕張駅前は道の駅となっており、もちろん夕張メロンも購入可能ではあるのですが、このブログ的にはB級グルメのほうが興味あり。
ということで道の駅「夕張メロード」に入ります。
最初に目に入ったのがこれ。メロンパン2つをサンドイッチしてメロン味のクリームでくっつけ、枝状に焼いたパンをつけた「夕張メロンパン」450円也。
メロンパン×2にクリームってなんかいかにもカロリー高そうなシロモノではありますが、実際食べるとやはり結構なボリューム。
ただメロンパン部分がメロン風味よりもバター風味のほうが勝っていたため、全体に甘ったるくはならず意外と味が引き締まってます。
でもカロリーがやっぱり怖い。。。。
ちなみに道の駅「夕張メロード」内の店舗のみで土日のみ数量限定で販売です。
道の駅を出て国道に出ると一軒の食堂が。
栗下食堂です。町の食堂といった感じではあるんですが、すっかりカレーそばで有名になってしまいました。
店内は、いかにも町の食堂らしく、カウンター、小上がり、テーブル席と各種あります。
もちろんカレーそばをオーダー。
カレーそばのカレーはかなり黒目。最初の一口は蕎麦にカレーがなじんでなかったけど、時間がたつと蕎麦とカレーがうまく調和していい感じになってきました。
というか、カレーもレベルも高いです。ここは蕎麦のあとにごはんを追加して、カレー丼を是非試してみたいところですね。
道の駅と栗下食堂で食道楽やってたら、千歳行きの普通列車の発車時刻が迫ってきていました。
「とかち4号」から新夕張で千歳行き普通列車までは待ち時間約2時間ありますが、なんだかあっという間に時間過ぎた気がします。
時間が余ったら夕張支線の廃線跡めぐりでもしようかと思ってたのですが、これは次回の宿題ということで。
(5/30の記事に続く)
コメント
見つけました!
ご無沙汰しております(^o^)ゝ
今は新夕張→千歳の普通列車、1日3本なんですね。
「18きっぷで新夕張~新得」って、昔も接続は悪かったですが、なかなか手が出ませんねえ。
>m#サマ
りりす@元ぱーぱーです。
う、ついにバレましたか(笑)
ご無沙汰しております。
どこかで見つかるかなとは思ってましたが。
新夕張から新得の18きっぷ乗車については、実際に体験した人はどれだけいるんだろう?と思うぐらい、
かなりやりずらいですね。
紹介は多くても、実体験が少ないケースの典型例だと思います。