昨年11/17の記事に引き続いて、特急「ニセコ」の特急券です。
前回は、2022年に運行されたノースレインボーエクスプレス使用の特急「ニセコ」号でしたが、今回は2017年冬に運転されたニセコエクスプレスによる特急「ニセコ」号になります。
新函館北斗から「はやぶさ」に乗り継いだため、乗継割引が適用されて特急料金が半額になっています。
函館~札幌を倶知安経由で結ぶ臨時特急は通常は毎年秋が多いのですが、この年は1月にも運行されました。
冬の時期は「ニセコスキーエクスプレス」として、札幌~ニセコ間を結ぶことが多かったのですが、スキーバスおよび高速道路の延伸により2017年ごろにはスキー列車自体が運転されなくなってきていました。(2023年は運転なし)
最後のニセコエクスプレス
ニセコエクスプレスは文字通り、ニセコ方面のリゾート列車、スキー列車としての起用が多く、一時期は日本ハムファイターズのラッピングをしていたときもありました。
今回の函館~ニセコ~札幌の特急「ニセコ」のニセコエクスプレスの起用も当然といえば当然で、運転時期が真冬の1月とやや異例なことを除けば、割と定番の列車でした。
このため車内は割と空いており、5割に満たない乗車率だったと思います。
ところが2017年9月に11月でニセコエクスプレスの引退を発表。この日がまさかのラスト乗車になってしまいました。
札幌駅を発車した列車は、先行列車につかえてなかなか走れません。
小樽からは山岳地帯に突入。もともとこの地区を走ることを想定された列車のため、急こう配も難なくクリアしていきます。
街らしい景色が見えてきたと思えば、余市駅に到着です。ここでは屋台が出て特産品などを販売していました。
しかし、ニセコエクスプレスの塗装はやっぱり雪景色で映えますね。青と白と黒のシンプルな塗分けは雪の中だとよりスピード感があるように見えてきます。
余市を過ぎてしばらく盆地ですが銀山の手前からいよいよ山越えの連続です。
倶知安を過ぎると羊蹄山が見えるはず・・・が、
これは残念。
ニセコでも特産品の販売があり、パンとのむヨーグルトを選択。飲むヨーグルトはまさか5年後にも同じ商品買うとは思わなかったな(笑)
高橋牧場の飲むヨーグルトは割と有名で、ニセコ町内に牧場併設のレストランやミルク工房があり、物産展の定番商品です。一時期東京にも出店があったようです。
長万部ではやっぱりまんべくんがいました。
ここでは長万部の「かにめし」を購入してちょっと早めの昼食に。
弁当を食べながら長万部以南の海辺の区間の景色を眺めていましたが、雪がちらつく道南の海はかなり荒々しく、夏とは違った表情を見せていました。
海って青いはずなのに、冬の北の海は青いより「黒い」です。そしてそれが、「怖い」と思うのに十分でした。知床の事故の当時の海はこんな感だったんでしょうが、正直こんな海に出たくはありませんね。
道南も雪が積もっている状態のまま、新函館北斗駅に到着しました。
たまに函館に冬に行っても雪のゆの字もないときがありますが、このときはしっかり積もっていたようです。
新函館北斗駅に到着。北海道新幹線はこのときはまだ開業してから10か月しか経っておらず、また10か月後にはこのニセコエクスプレス自体が廃車されましたので、このニセコエクスプレスと雪の新函館北斗駅の組み合わせは貴重なものになりました。
なお、ニセコエクスプレスによる特急「ニセコ」の運転は今回の運転が最後となり、2017年初秋の運転からキハ183系スラントノーズ車による運転になっています。(キハ183系は2019年まで運転、2020年はコロナ渦で運休。2021~2022年はノースレインボーエクスプレスで運転)
写真撮ったときは、ニセコエクスプレスはまだ活躍するものと思ってたんですけどね。。。。
(1/20の記事に続く)
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