JR北海道では道外からの個人ツアー客向けにフリーきっぷを販売しています。北海道ツアーのオプション券として発売され、基本的に単体で販売されることはありません。
以前は旅行会社のホームページにひっそりと記載されている程度でしたが、現在はJR北海道のホームページにも掲載があります。

自分はあまり使用したことはないですが、以前道南フリーパスを紹介したことがあります。

前回はANAスカイホリデーのツアー商品にオプション追加の形でしたが、今回は後継のANAトラベラーズのオプション追加となっています。
ANAスカイホリデー、JALのジャルパックは、いわゆる個人向けの添乗員のつかない国内旅行ツアーとして往復航空機、ホテル、現地の移動をまとめて一つの商品として販売されていました。
しかし、2022年頃にANA、JALともその手の商品はなくなり、往復航空機、現地ホテル、現地オプションを一つずつ選んで商品を組み立てるダイナミックパッケージ商品がメインとなっています。(JALダイナミックパッケージ、ANAトラベラーズ)
というわけで今回は、
・広島~新千歳空港の往復航空券
・旭川および帯広のホテル3泊分
・道央スペシャルフリーパス(4日分)
をセットで47800円でした。米子からは新千歳空港への直行便がないので、家から車で約2時間の広島空港に向かって直行便を選択しています。
航空券やホテル代はコロナ渦以降急激に上昇していますが、なるべく早めにうまくバーゲン運賃やキャンペーンを活用すれば意外と安く済みます。これはJRの割引きっぷにもない特徴です。
ただし、デメリットもあります。後述しますが、今回はそれが思いっきり露呈してしまいました。
さて、今回オプションに追加したのは「道央スペシャルフリーパス(4日用)」です。
通常の「道央フリーパス(4日用)」が14500円で販売していたのを、10月~12月の間10500円と、4000円引きの「道央スペシャルフリーパス」として発売しました。値段が4000円引きになっている以外は効果は「道央フリーパス」と同じで、ニセコ~札幌~旭川・富良野と、札幌~千歳~新得~帯広間の特急指定席が乗り放題です。
特急指定席が乗り放題なのが特徴ですが、座席指定は旅行当日フリーきっぷを受け取ってから行うことが可能なため、満席のリスクがあることに注意が必要です。
また、指定席券売機での座席指定はできないため、みどりの窓口での座席指定が必要です。みどりの窓口の営業時間に注意が必要です。
すずらん、とかちなど全車指定席特急に座席指定なしで乗車すると、座席未指定券で乗車したのと同じ扱いとなり、空席に座ることが可能です。
「道央スペシャルフリーパス(4日用)」10500円のフリーエリア内の主な区間の往復運賃・料金は下記のとおり。
| 区間 | 往復・運賃料金(特急指定席) |
|---|---|
| 札幌~旭川 | 10880円 |
| 札幌~ニセコ(普通列車) | 5060円 |
| 札幌~帯広 | 16240円 |
| 小樽~新千歳空港(エアポート指定席) | 5760円 |
帯広往復で大幅にモトが取れるのは確実。ただ個人的には新千歳空港から小樽まで快速「エアポート」の指定席往復で5000円以上するのはちょっと驚きました。JR北海道の値上げで普通運賃の割高感を感じてましたが、快速「エアポート」の指定席が840円なので、往復利用すると1680円となるのも大きいかも。
というわけで、ホテルは旭川で2泊、帯広で1泊で予約したのですが、このうち帯広の宿がツアーの弱点を露呈することになります。
高くなって量も減って・・・
この旅行を計画したとき、旭川2泊、帯広1泊で予約し、帯広泊の前後は新得やトマム、占冠を回る予定だったのですが、前週の大雪で「おおぞら」が運休してしまいました。

当日は「おおぞら」のうち、2往復は札幌~帯広間で運転されましたがもともと立てた計画では運休した「おおぞら」を使用しないとうまく回らなかったため、当初計画を断念。
ならば帯広の宿をやめて札幌とかにしたかったのですが、ツアーでは申込後の宿変更は認められないんですよね。これ、ダイナミックパッケージの落とし穴となります。
帯広の宿を放棄して札幌あたりの宿を別料金で押さえることも考えましたが、直前に札幌近辺の駅近の宿が空いているわけがなく、冬の北海道の野宿は死に直結しますので、宿泊のために帯広を往復することに。
まあ、帯広のホテルは温泉もあって朝食バイキングが美味かったのでよしとしましょうか。
最後まで札幌近くの宿を探していたため座席指定を取るのが遅れ、前日の段階で予定していた「とかち7号」の座席指定は満席でした。
ただ区間で座席を分ければ取れるようで、「札幌~追分」「追分~トマム」「トマム~帯広」の3つに分けて指定券が発行されました。まあ、途中で席が変わっても座れれば御の字ですが、乗車当日に改めて空席を見ると1席のみ空いていたので、旭川駅で即座に押さえて変更です。
粘り勝ちといったところでしょうか。
「とかち7号」は満席という案内ですが、札幌時点では乗客は半分以下。以前は「スーパーとかち」と呼ばれていましたが、現在は「スーパー」が消え、ただの「とかち」となっています。

もともとキハ261系が「スーパーとかち」として登場したときは「ST」のイニシャルが入り、「Super TOCACHI」と表示されていましたが、現在は「Super」が落ちてイニシャルは「T」のままとなり、ヘッドマークはやや斜体になった「T」の文字だけが描かれています。ちょっと落ち着かないかな?
側面も「特急とかち」と表記され、「スーパー」の文字が落ちています。かつては最高時速130km/hで車体を傾けて走行していましたが、現在は最高速度は110km/hに抑えられ、車体傾斜装置も撤去されてしまいました。
「スーパー」が消えたのはこのあたりも関係ありそうです。
夜食用に「やまべ姿寿し」を購入。880円也。鮭寿しとやまべ(やまめ)寿しがセットになったものです。
札幌駅のの伝統的な駅弁で、2010年ごろは700円ぐらいだった気がするので高くなったなあ、というのはともかく、ふたを開けてびっくり。
鮭寿しが5切れから3切れに減らされ、さらにデザートや奈良漬けが省略されてしまいました。さらにやまめの一切れがしっぽの先端ですごく寂しく、なんというか、すごく、ショボいです・・・
一切れ140円程度と考えると、実はそこまで高くはないのですが、以前のイメージがあったのでどうしても比較してしまうんですよね。あとやまべはしっぽ付近も使われるとは思ってませんでした。
南千歳で大量乗車があり、比較的空席が多かった「とかち7号」もたちまち満席に。
やはり東京から新千歳空港~「とかち」で帯広に向かう人が多いのでしょうか。
冬の北海道は遅れるとの格言(?)のとおり、終点帯広には約5分延着で到着。
大半の客は帯広まで通しの客で、この部分の流動が非常に多いことを再認識させてくれました。
このまま駅前のホテルに入り、温泉に入って1日の疲れをいやすとしますか。






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