「京都~青森」自由席特急券/急行「あおもり」急行券・B寝台券

青森~京都の自由席特急券

今日は小ネタです。青森から京都までの自由席特急券です。もっとも青森から京都まで自由席がある特急なんて、在来線昼行特急最長の列車だった大阪~青森間の「白鳥」しかないわけで、事実上「白鳥」専用の自由席特急券です。
平成6年なので1994年、いまから30年前の特急券ということになります。
自由席特急料金は3090円。これは在来線の特急料金が601km以上は同額なのでかなり安く感じますね。

当然このころは自分も若かったわけですが、このときは4人グループで乗車しました。で約12時間弱何をしていたかというと・・・麻雀!!

4人とも麻雀好きだったため、何気に4人向かい合わせにしてエンドレス麻雀大会を実施。トイレ以外はひたすらカード麻雀をしていました。多分半荘10回近くはやってたと思います。
もちろん本物の麻雀牌ではなく、カード麻雀ですが。4人向かい合わせの真ん中にミニテーブルを置いて景色も見ずにひたすら麻雀する姿はさぞかし異様だったろうなあ(笑)
当時は全区間で車内販売があり、食事事情は意外と楽で、皆適度に飲み物や駅弁を購入して飲み食いしながらやってた記憶があります(笑)
特に北陸本線に入ると駅弁業者が複数乗務し、「ますのすし」など寿司駅弁を売り歩いてたので車内が酢飯のにおいで充満していました。
既に「白鳥」で大阪・京都~青森を全区間乗車する人は少数派となっていましたが、夏休みということもあり周りをみると意外と東北~関西を乗り通す人が意外といるなあ、という感想を持った記憶があります。

寝台急行「あおもり」

寝台急行「あおもり」

寝台急行「あおもり」急行券・寝台券。全車寝台の寝台急行です。

こちらは京都から青森を結ぶ寝台急行「あおもり」です。平成14年なので2002年ですね。583系で運行され、1990年代以降では同区間を走行する「東北夏祭り」とならび、おそらく日本最長距離の急行でした。
全車寝台車だったため、時刻表上は寝台急行を示す白い星マークが輝いていました。

くだりの場合、京都が21時半なのはともかく青森到着がお昼過ぎの12時49分と遅く、どちらかというと酒田や秋田あたりが便利な列車でした。

急行料金は201km以上は1260円で固定なので、1000km走行する急行「あおもり」は寝台料金がかかるとはいえコストパフォーマンスに優れていたといえるのではないでしょうか。

あおもりサボ

「あおもり」のサボ。JR西日本オリジナル塗装の583系が長躯はるばる青森までやってきていました。

急行「あおもり」はJR西日本所属の583系で運行されるため、JR西日本オリジナル塗装車両が遠路はるばる青森までやってきていました。
また、青森到着がお昼過ぎなので、途中の羽後本荘から寝台の解体が行われていたのも特徴です。

急行「あおもり」急行券・寝台券
寝台急行「あおもり」の急行券・B寝台券です。日本最長距離在来線電車特急として名を馳せた大阪~青森間の特急「白鳥」亡き後、臨時列車ではあるものの、同じ区間を走る臨時寝台急行「東北夏祭り」とともに、日本最...

ただし、最晩年は寝台の解体はなかったようで、2008年の運行を最後に廃止されています。
夏場の運行は村上付近で夜明けになるため、進行方向左側の寝台は夜明けの笹川流れを見ることができたのもいい思い出です。

現在関西と北東北を結ぶ直通列車はなく、空路もそれほど発達していないのでちょっと不便ですが、今後「白鳥」「あおもり」「日本海」といった直通列車が設定される可能性はほぼなく、いずれも歴史の1ページになってしまいそうです。

はつかりとスーパーはつかり

485系「はつかり」と、751系「スーパーはつかり」。このころはまだ「はつかり」の名前が残っていました。

2002年当時はまだ東北新幹線が盛岡どまりだったため、「はつかり」が2002年当時は活躍していました。これは青森駅で当時新鋭だったE751系の「スーパーはつかり」と、485系「はつかり」が並んだ写真です。
「はつかり」の絵入りヘッドマークが懐かしいですね。

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