「週末パス」は長野電鉄全線がフリーエリアになっています。このため、長野電鉄に寄り道してみました。
長野電鉄では、長野~湯田中間を結ぶ特急「ゆけむり」「スノーモンキー」に指定席が連結されています。(「ゆけむりのんびり号」は除く)
今回はその指定席券になります。
指定席券購入はインターネット予約が基本ですが、駅ではその駅発の座席指定券のみ発売しています。駅で発売されるきっぷの形式はいわゆるレシートタイプ。とりあえずプリンタで出してみました的な味も素っ気もないものです。
見た感じインターネット予約システムをそのまま駅に持ち込んでPCから予約して発券機能を付けた感じのようで、非常にシンプルなシステムのようです。
インターネット予約の場合はきっぷの発券はなく、画面提示となります。
一方注意点としてはこれは座席指定券であって、特急料金は含まれていません。このため特急券を別に用意する必要があります。座席指定券は有人窓口でのみの販売ですが特急券は自動券売機で買ってくれ、とのこと。ちょいと手間がかかります。
自動券売機で購入した特急券は昔ながらの磁気券。これは昔から変わっていませんが、自動券売機自体が老朽化しているようで、2024年にキャッシュレス対応の新型の自動券売機が導入されていました。
クレカやQRコード利用者はこちらを使うように指示されていました。
ただ、操作がかなり難解で観光客と思しき人たち(つまり一見さん)がかなり戸惑っている模様。
スノーモンキーの指定席
(6/22の記事から続く)
「週末パス」の記事で「長野駅で用事を済まし」と書きましたが、それがこの長野電鉄での湯田中往復です。もちろん長野電鉄自体も「週末パス」のフリーエリアです。
「スノーモンキー」は長野電鉄2100系で運転。元成田エクスプレスの253系です。JR東日本に残る253系は塗装が変わってしまいましたが、こちらは元成田エクスプレスの塗装のまま活躍中です。3両編成のうち、1号車が指定席にされています。
3両のうち、2号車と3号車が集団見合い式の固定座席、一方1号車だけは座席を回転することができます。
自由席の進行方向向き座席は早々と席が埋まっていました。一方で指定席は全席進行方向向きになるので、直前に来ても進行方向向きの座席が確定されます。
もっともこの日は自由席が満席になり、指定席に流れた客もいたようで車内で座席指定券を購入している人もいました。
乗車日は中野松川駅徒歩5分の一本木公園にて信州なかのバラまつりが開催されており、中野松川駅臨時停車をします。
このため側面方向幕はバラまつり専用の特別方向幕が掲示されていました。バラのイラストが描かれたもので、幕式特有の表示ですね。
6/8のこの日、バラは見ごろを迎えたそうで・・・ん~どうしようかな。途中で降りてもよさそう。
ちょっと考えた末、いったん湯田中に向かうことに。
湯田中駅はホーム1線のみの終着駅。列車が到着すると「美わしの志賀高原」がホームに流れるのは昔から変わらない光景。
変わったのはインバウンドが激増したこと。折り返しの「スノーモンキー」乗車待ちの行列がずらっと駅舎をはみ出るぐらいできており、7割ぐらいがインバウンド客っぽい。
湯田中は地獄谷野猿公苑のサルが世界的にも有名で世界中から観光客が殺到していますが、夏場もインバウンドで一杯なのは予想外でした。

年間を通して湯田中のインバウンド率が高まっているのはそれだけ知名度が上がっている証拠でしょうか。
湯田中駅を出て線路の反対側には湯田中駅の旧駅舎があります。こちらは無料休憩室と、公衆浴場「楓の湯」があります。

入湯料は500円。湯田中温泉は全般熱めですが、ここも加水しているにもかかわらずかなり熱い。
正直なところ熱めの湯は苦手なのですが、意外とすんなり入れました。日曜の午前ということもあってか客は自分入れて2人のみ。のんびりすることができました。
ややのぼせ気味に温泉を上がり、休憩室でクールダウン。
しばらくすると、信州中野方面から回送電車が入線してきました。元小田急ロマンスカーだった1000系です。
折り返し「ゆけむり〜のんびり号〜」となる列車ですが、これでバラまつりに行ってみましょうか。
(6/26の記事に続く)
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