新幹線「つるぎ23号」の特急券・乗車券です。妙に安いですが、e5489のeきっぷで購入しているため、通常価格の530円引きとなり、元の価格は2000円です。
もっとも運賃、指定席の新幹線特急券入れて2000円も妙に安いです。これは「敦賀~越前たけふ」間が特殊な扱いだからです。
通常、九州新幹線の新八代~川内間を除いて新幹線の隣駅間は自由席利用に限り格安の特定特急料金の設定があります。例えば東海道新幹線だと870円もしくは990円です。
しかし、隣駅でも指定席利用だと2290円から2560円です。
ところが、北陸新幹線敦賀~越前たけふに関しては指定席利用でも、特定特急料金880円に530円を加算した1410円(通常期)にとどめており、通常の新幹線の指定席特急料金と比べると大幅に安くなっています。
おそらく敦賀でサンダーバードやしらさぎからの乗継利用が前提で、そのまま新幹線特急料金を適用するとあまりにも割高になるのを防ぎたかったのでしょう。
このため、京都~敦賀~越前たけふの乗継特急料金は2400円と、北陸新幹線敦賀延伸前の京都~武生間の特急料金2390円と大差なくなっています。
この恩恵が受けられない京都~福井間の特急料金は新幹線開業前の2390円から3290円に大幅値上げに。
e5489でJ-WESTカードを決済手段として特急券を買うとeきっぷとして530円引きとなるため、結果新幹線指定席の特急料金が880円と、3ケタ価格の大人新幹線指定席特急券が登場することになりました。
なお、eきっぷは繁忙期や閑散期の区別はなく年間同額なので、繁忙期に利用するとお得度が増します。
駅と道の駅
越前たけふ駅は北陸新幹線敦賀延伸開業時は唯一の新幹線単独駅として誕生しました。新幹線単独駅ということで、できたばかりの場合は周りになにもなかったりしますが、越前たけふ駅はちょっと違います。
確かに駅舎を眺めるとは新幹線単独駅にありがちな「立派だけど、あまり人がいない」感じなのですが、振り返ると・・・
「道の駅 越前たけふ」が。新幹線駅と道の駅が隣接していました。
このような例は奥津軽いまべつ駅でも見られますが、賑わいという意味では段違いにこちらのほうが上。国道8号線が近くを走り、さらに北陸自動車道武生ICがすぐ近くにあるという車で来るには絶好のロケーション。にぎわうのもよくわかります。
そして、北陸新幹線の駅が設置され、パーク&ライド促進のために、巨大駐車場を設置しています。
ただ、この駐車場が早々と満車になるそうで、新幹線利用客が停められず、問題になっているとか。

ただし、公共交通機関は北陸新幹線以外皆無。ハピラインへのバスも3/15で廃止され、車がないと駅で降りてもタクシー以外どこへも移動できない状態になっています。
もっとも公共交通機関への依存度の小さい福井県においては、バスの廃止はあまり話題にならなかったようで、この日も車で道の駅に数多くのお客さんがきていました。
そのお客さんのうち新幹線を見たいと、主に子供を連れた人が越前たけふ駅の入場券を買ってホームに上がっていきました。好循環になっているようです。
道の駅ではレストランなど飲食店も営業中。そのうち、一番手頃そうな「そば処 越前屋」へ。ソースカツ丼とそばのセットが気になったので購入。1100円なり。
福井のB級グルメ(?)といえばソースカツ丼でしょうか。もっともソースカツ丼の基準をヨーロッパ軒やふくしんに置いていたのがまずかったか、出てきたカツ丼にちょっとがっかり。まるでハムカツじゃないか・・・orz


あ、でもそばは美味しかったです。
道の駅では越前ガニなど海の幸も豊富。鯖寿司もあり、車内で食べるにはうってつけかも。
越前たけふ駅のホームに上がると、雪国特有のシェルターで囲まれたホームが。通過線があるので退避待ちも可能ですが現在はここで退避は行われていないようです。
つるぎ23号が入線。自分の席の周りは全員インバウンドでかなりにぎやか。とは言っても敦賀まではわずか12分。インバウンドのお客様はドアが開いてから、大きなキャスター付きケース荷だなからおろしてゴロゴロ動かしながらゆっくりと降りていきました。
・・・そんなにのんびりだと接続のサンダーバードに間に合わないんじゃね?
「サンダーバード24号」へは接続12分。やや遅れ気味に発車したようですが、彼らのせいなのかどうかはわかりません。。。
コメント