特急「ピクミン2号」特急券(熊本~博多)

ピクミン2号特急券

JR九州では任天堂switchのゲーム「ピクミン」とコラボで「PIKMIN×JR九州~魅惑の惑星キュウシュウを探索せよ~」キャンペーンを、2024/12/07~2025/06/30の間開催中です。

12月から6月にかけて、九州の主な駅で「ピクミンフェスタ」が開催され、そこで様々なイベントが行われます。そのうち、03/01、03/02は熊本駅前で行われ、そのコラボ列車として特急「ピクミン」が運行されました。

「PIKMIN×JR九州」~魅惑の惑星キュウシュウを探索せよ~
九州旅客鉄道株式会社のプレスリリース(2024年10月25日 16時47分)「PIKMIN×JR九州」~魅惑の惑星キュウシュウを探索せよ~

特急「ピクミン」自体は2024年12月に国分~鹿児島中央間で運転されましたが、今回は博多~熊本間。しかも2往復運転され、さらにうち1往復が熊本では初の営業運転となる885系による運転となりました。(もう1往復は787系による運転)
いずれも「ピクミン」ラッピングを施した専用編成による運転です。

今回はその885系を使用した「ピクミン2号」の特急券です。e特急券のため通常の特急券より530円安い1800円となっています。
しかしマルス券に「ピクミン」とゲームキャラの名前が出てくるなんて時代も変わったものです(笑)

なお、全車指定席のため、普段なら自由席になる6号車を指定しています。

ピクミントレイン出発進行!

案内板

列車案内にしっかり「ピクミン2号」の文字が。在来線で博多特急というのも珍しいためかカメラを向ける人多数。

熊本駅前広場ではピクミンフェスタを開催中。キッチンカーが出ていたのでいくつか物色してホームに上がります。行き先案内表示に「ピクミン2号」をきっちり出ているのはご愛敬。

熊本駅の885系

営業列車では熊本駅初入線となる885系「ピクミン2号」。当然のことながら熊本駅ホームは人でごったがえしています。

熊本駅在来線ホームに上がると既に「ピクミン2号」が入線中。ピクミンの装飾を施した885系6両編成で、熊本駅初入線ということもあってかホームで写真を撮る人が多数。

側面

側面にはピクミンたちがあちこちにいます。列車名が「臨時」なのは残念。なお、6号車は通常は自由席に充当されており、指定席なのは珍しいです。

側面にはピクミンのイラストが多数。もっとも目をこらしてみると「かもめ」のエンブレムがあったりして、この車両が通常「かもめ(リレーかもめ)」に使用されていたことが伺えます。

ただし「かもめ」用の885系車両がソニックに入ったり、逆に「ソニック」用885系が「かもめ」に入ることもありました。

ちなみに上記の写真だと赤ピクミンがボタンを持っています。オニヨンから種の形で生み出され、成長していく植物のような動物のようなわけのわからない生き物です。

デッキ

デッキにもイラストが。なお3号車デッキにはピクミン専用のガチャガチャやグッズ販売が行われていました。

デッキにもピクミンやキャラクターが。写真を撮っている人も多く、皆譲り合って撮っていました。しかし、JR九州の車両のデッキは特徴的ですね。

ちなみに3号車デッキではピクミンのガチャガチャや、ピクミングッズ販売などが行われていました。

車内案内にもきっちりピクミン2号と表示されます。

車内案内にもきっちりピクミン2号と表示されます。だったら、側面のLEDにも「ピクミン」表示してほしかったなあ。

車内案内表示はきっちり「ピクミン2号」が登場。だったら側面の「臨時」表示もなんとかできるのでは・・・?と思うのですが、そこは大人の事情がからむのでしょう。
なお、客室内はピクミンはいない模様。そのあたりは客室も改装してしまうJR西日本とは違いがでています。興味ない人には客室まで変えられるとちょっと鬱陶しいと思うと思うので、どちらがいいかはなんとも言えないですが。

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列車は大勢のホームの客に見送られ、熊本駅を発車。車内は満席とのことですがどう見ても空席がそれなりにあります。自分の隣の席も空席になっています。「ピクミン」きっぷ狙いの「ドロンとシート」か?

ピクミンのテーマのあと自動放送が流れますがこれもピクミン仕様になっているこだわりっぷり。
例えば禁煙のお願い

「ピクミンたちが火を怖がって逃げてしまいますのでご遠慮ください。」

手荷物の扱いについては、

「手荷物を通路側に置いておくとピクミンたちがお宝を勘違いして運んでしまうのでご注意ください。」

きっぷの取り忘れについては、

「きっぷの取り忘れはピクミンたちのお宝として回収させていただきますので、ご注意ください。」

など。以前乗った「きらめき291号」では自動放送が破綻してましたが、ここではきっちり対応してきました。

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途中の木葉で運転停車。

木葉駅付近に原生生物が現れたとの情報が入りました。そのため、一時停車しております。現在ピクミンたちが現地に向かっております。

なるほど。うまい。

アナウンスや自動放送の前後ではピクミンにテーマ曲が流れます。自分はピクミンのゲーム自体はさわりしかしていないのでよくわからなかったのですが、自分の後ろの席にいたこどもが自慢げに曲名を言っていたので思わぬ勉強に(笑)

大牟田駅では9分間停車します。当然ながら撮影タイムに。

大牟田駅

大牟田駅停車。ここでしばらく停車するため、みんな外に出て撮影タイムです。

今となっては珍しい大牟田駅と特急(しかも885系)の組み合わせ。後ろではピクミンたちが歩いています。

前面

前面は意外と普通。てっきりボンネットにシールでもあるのかと思ってました。

前部に回ると意外とお面は素のまま。カモメのエンブレムの下や885ロゴの横にピクミンがさりげなく描かれているだけで、意外とスッキリ。

側面

そのかわり側面はかなり派手め。飛び出た目ん玉が特徴的なのは「チャッピー」のはず。

そのかわり、側面にはピクミンやそのキャラクターが一杯。ピクミンは色によってキャラの特性がだいぶ違います。

特急「ピクミン2号」は熊本から鳥栖までは時速100km/hとかなりののんびり運転。振り子装置も作動しておらず、いつもの乱暴な走りとはかけ離れたマイルドな走りで駆け抜けます。
途中の筑後船小屋駅付近では九州新幹線が猛烈なスピードで追い越していきました。新幹線「みずほ」を31分で駆け抜ける博多~熊本間を3倍以上の1時間45分かけて走るわけですから当然といえば当然か。

鳥栖では誤乗を防ぐためかしきりに「全車指定席」であることを主張します。その鳥栖からは時速130km/hに上がりますが、やはり振り子は作動していない模様。
定刻の17時に博多駅に到着しました。

博多駅到着

博多駅に到着した「ピクミン2号」。博多駅でも注目度は抜群でした。

通常は長崎本線系統の特急に入ってるため、見る機会も多い885系ピクミン仕様ですが、それでも博多駅では注目の的になっていました。

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