「かわせみ やませみ」の指定券です。八代からの「南九州D&Sサミット」の帰りに使用しています。きっぷの券面に「S」の文字が入っているのが特徴で、「かわせみ やませみ」のボックス席、ソファ席を希望する場合はこのように別列車扱いとなり、インターネット予約などで指定ができなくなります。
以前の記事でも案内したとおり、「かわせみ やませみ」は多種多用な座席があるのが特徴です。ところがこの指定の仕方がかなり面倒。
さらに2023年10月のD&S列車の料金改定時に、「かわせみ やませみ」の指定の仕方が大幅に変わり、特にインターネット予約でガラリと変わっています。
整理するとこんな感じ。上が2023年9月以前、下が2023年10月以降です。列車名が整理され、インターネット予約ができる席が広がっています。インターネット予約はシートマップも可能なので、やませみベンチシート、カウンター席、リクライニング席を直接シートマップで指定することになります。
ちなみに1/31の記事(「かわせみ やませみ」指定券(カウンター席))は、JR九州の指定席券売機で購入しています。
座席 | 列車名 | ネット |
---|---|---|
リクライニング | かわせみ やませみ | 〇 |
かわせみ やませみ | 〇 | |
テーブル席 2/4人用ボックス |
かわせみ やませみS | × |
かわせみ やませみS | × | |
カウンター席 | かわせみ やませみS | × |
かわせみ やませみ | 〇 | |
カウンター席 キッズエリア横 |
かわせみ やませみS | × |
かわせみ やませみ | 〇 | |
カウンター席 やませみベンチシート |
かわせみ やませみB | × |
かわせみ やませみ | 〇 | |
ソファー席 | かわせみ やませみS | × |
かわせみ やませみS | × |
困ったことにJR九州のホームページが2025年2月6日現在、未だに「※リクライニングシートのみインターネット列車予約でご予約いただけます。」となっています。流石に直すべきでは???
動線を考えよう
(2/4の記事から続く)
南九州D&Sサミットでは、車両展示のほか、八代駅前にてステージイベントなども行われるのですが、途中で雨が強くなりステージイベントは中止。参加者は車両展示に殺到し、どの車両も大混雑です。
特に「A列車で行こう」「海幸山幸」が混雑していたようです。混雑というより、車内の売店で詰まっておりなかなか前に進まないのが原因の模様。
車両展示時に車内の売店営業をやるのはなかなか商魂たくましいですが・・・
とりあえず一通り車内を見学。
全列車の見学が終わると、もう「かわせみ やませみ」の発車30分前に。
しばらくすると見学時間終了。しかし、まだ車内に見学者が残っています。
それでも「指定券お持ちの方乗車してください~」とそのまま乗車開始。車内は特急券を持った乗車組と、退出しようとする車内見学組が交差してカオス状態に(笑)
もう動線がぐちゃぐちゃ。
発車3分前に「車内見学で残っている方いませんか~、まもなく発車します~」と車内巡回があり、一部があわてて下車(まだいたんかい)。やがて、車内全員の着席が終わらないまま「かわせみ やませみ」「指宿のたまて箱」は八代駅を発車しました。
車内見学からそのまま「特急」として発車って前代未聞です。
車内見学時から営業していたビュッフェはそのまま継続営業。行列もできています。
もっとも行列も発車10分もすると多少落ち着いてきたので、そのときを見計らって自分も「白岳 うめぽん」をロックで500円で購入。梅酒があるととりあえずひととおり手を出していますが、これは梅酒というより梅入りデコポンジュースって感じ。非常に飲みやすいですが、アルコールはしっかり10%なので飲みすぎにご用心。
で、今回利用した2号車1番席って、ビュッフェカウンターの真横になります。
まさかカウンターの真ん前席とは予想しておらず、ちょっとびっくり。以前スペーシアXのコックピットラウンジに乗車したときも、一番カウンターに近い席だったためビュッフェの行列からはみ出た客がいて落ち着きませんでした。

今回はカウンターの真向かいなので騒がしいところではありません。もっとも混雑の状況がすぐわかり、注文しやすいというのはあります。なかなか評価の分かれる席ではないでしょうか。
ちびちび飲んでると右手に新幹線の車庫が。切り離された800系電車が留置されています。この熊本総合車両所は地上にあるため比較的見やすいのが特徴。そしてほどなく熊本駅に到着しました。
なお熊本行き「かわせみ やませみ」も「指宿のたまて箱」と併結運転でした。
列車は別扱いですが、お互いに行き来は可能で、ビュフェカウンターは「やませみ」で、乗車記念スタンプは「指宿のたまて箱」で、となっていたため車両間の行き来が非常に多く、車内はかなり落ち着かなかったです。
連結部分を撮影してみましたが、改造元が同じ形式だからか意外としっくりきていました。
(2/8の記事に続く)
コメント