特急「銀河(山陽)クシェット」特急券(株主優待)

WESTEXPRERSS銀河

またもやWEST EXPRESS 銀河の特急券になります。今回は京都~下関の山陽コース。クシェットとなります。今回もまた株主優待が適用されるため、半額となっています。
クシェットがかつての開放型B寝台に近い、横になって移動できる席で事実上の寝台です。

特急「銀河紀南ファースト・夜」グリーン券・特急券(株主優待)
またもや、WEST EXPRESS 銀河の記事となります。今回はファーストシートと呼ばれるグリーン車のグリーン券、特急券となります。今回も株主優待を効かせており、特急料金・グリーン料金が半額になってい...
特急「銀河(山陰)クシェット」特急券(株主優待)
以前も紹介した「WEST EXPRESS 銀河」ですが、前回乗車時はツアー専用でしたが、7月から8月は一部を除いて通常の指定席、グリーン車として通常のみどりの窓口や、e5489で販売するようになりまし...

WEST EXPRESS 銀河は団体専用だった頃に山陽コースを走らせたことがありますが、2024年9月からの山陽コースはツアー枠のほかに通常のみどりの窓口販売も実施されています。
また、2024年4月から女性専用車である2号車の扱いがかわり、2号車はクシェットの女性専用席を廃止、またリクライニングシートの女性専用席を8席に縮小するなど、女性専用席が大幅に縮小されました。

さて、この「WEST EXPRESS 銀河」の山陽コースですが、時間帯的にはかつて京都~博多間を運転していた「ムーンライト山陽」に近いです。

快速「ムーンライト山陽」指定席券
ムーンライト山陽の指定席券です。京都から下関まで運転されていました。当時のムーンライト山陽は、休み期間以外も週末運転されており、このように9月の連休にも運転されていました。主にユニバーサル・スタジオ・...

ムーンライト山陽(2004年):
京都発23:10/下関9:06着
下関発20:35/京都6:24着

WEST EXPRESS 銀河(2024年):
京都発21:15/下関10:50着
下関発19:43/京都6:43着

純粋に輸送力列車だった「ムーンライト山陽」に比べ、途中でホーム下車観光などがあるWEST EXPRESS 銀河は時間がかかり気味ですが、特に京都行きは純粋な夜行移動列車としても結構使えるダイヤなのではないかと思います。
また、広島~下関は「あさかぜ」のヒルネに近い使い方も可能ですね。

寝台特急「あさかぜ」立席特急券
寝台特急「あさかぜ」の立席特急券です。寝台列車は文字通り夜間を走る列車ですが、運行距離によっては「寝るだけ」の時間ではなくもっと時間がかかる列車があります。「寝台として使用する時間」は列車ごとに通達で...

ゆったりゴロンと山陽路の旅

下関で発車を待つWESTEXPRESS銀河

下関駅で発車を待つWESTEXPRESS銀河。隣は小倉~下関をピストン輸送する415系電車となります。ここでしか見られない組み合わせ。

すっかり真っ暗な下関駅に発車の30分以上前から「WEST EXPRESS 銀河」は発車します。かつては下関駅ホームに売店や駅弁屋、うどん屋がありましたがすべてなくなり、ホームはかなり殺風景に。飲食品はあらかじめ改札口脇のセブンイレブンか、改札口いったん出て向かい側のゆめマートで揃えておきましょう。

117系

WESTEXPRESS銀河は117系6両編成。夜間だとダークブルーの塗装がますます暗く見えます。

117系電車6両編成。もっとも WEST EXPRESS 銀河以外の車両は115系編入車を除きすべて廃車されており、この「お多福」と言われたお面をつけた車両はこれが最後となっています。正直車両自体は先は長くないかと。(車両自体置き換えられるのか、WEST EXPRESS 銀河自体が廃止されるのかはわかりませんが・・・)

WESTEXPRESS銀河は車内販売どころか自動販売機もないので、事前に飲食の調達が必須ですが、上り京都行きはこの日は防府市の特産品が販売され、日本酒やおつまみ、お土産などが。
歯ごたえ十分のカマボコを一つお土産用に購入。

3号車フリースペース

3号車のフリースペース。ここで夜景を肴にビールとおつまみで晩酌タイム。金魚ちょうちんに金魚ハートフレイムは柳井市の特産だそうで。

下関発車時は3号車のフリースペースで晩酌タイム。フリースペースには大量の金魚が。金魚というと個人的には奈良県の大和郡山市を思い出しますが、柳井市は金魚そのものではなく金魚のちょうちんで有名なんだそうです。

金魚ちょうちん - 観光情報 - 柳井市ホームページ

金魚ちょうちんと夜景を見ながらちびりちびりと晩酌し、新山口の手前でクシェットに戻りました。

クシェット

2号車のクシェットは元女性専用車。5号車のクシェットとは色合いが違います。

前回乗車時は上段でしたが今回は下段。下段はかなり座面が低くなっており、座るより寝るを重視した構造。また下段はカーテンはあるものの完全に遮光されるものではなく、透けて見えます。このあたりが「寝台ではない」と言われるところでしょうか。
毛布と枕カバーがついてきますので、持参の空気枕を膨らましてカバーを載せておやすみタイムです。
流石に4度目となると、過ごし方も慣れてきました。

目が覚めると大久保駅に停車中。時刻は4時半ごろ。時間調整のための大休止のようです。

4号車フリースペース「明星」

4号車のフリースペースでは、山口県の特産品が並べられていました。萩焼、フグの置物、大内人形など。

目がさえたので4号車のフリースペースへ。流石に誰もいません。
ここで1時間近く停車して発車。ほどなく西明石駅を通過。瀬戸内海が見えてきたあたりでおはよう放送が入ります。
ほどなく明石海峡大橋付近を通過しますが冬の朝は遅く、まだまだ真っ暗。5時45分ごろ、神戸駅に到着しました。

新大阪駅

きっぷは京都駅まで購入してましたが、新大阪駅で下車。隣のホームでは関西空港行き「はるか1号」が早起き特急として、新大阪駅を発車していきました。

自席に戻り下車の準備。きっぷは京都まで確保していますが、新大阪で下車です。
この上り「WEST EXPRESS 銀河」については、下車観光が少なく比較的まっすぐ目的地に向かう分かつての「ムーンライト山陽」のような「移動のための夜行列車」としても十分に使えるのではないでしょうか。

乗車証明書の変化

乗車証明書は以前から比べるとかなり変わっています。

乗車証明書

大阪車掌区謹製の乗車証明書。大阪車掌区の乗務範囲とか、割とマニアックなことも。

乗車証明書2

乗車証明書の裏面は、きっぷを挟み込むことができるスペースとスタンプが押せるスペースが。最近のJR西日本お得意?のスタイルです。

乗車証明書も以前から変わっており、以前のようなポストカードではなく、2つ折りのパンフレット形式となりました。ここに乗車記念スタンプを押下したり、きっぷを挟み込んだりすることができます。

残念ながら「WEST EXPRESS 銀河」のきっぷに押下する専用スタンパーはなくなりましたが、きっぷを記念に挟み込むスタイルは最近のJR西日本の観光列車の十八番となりつつあります。もっともチケットレスが増えつつある今はちょっとその証明書方式厳しいのでは?思ったり。(チケットレスのままで乗ると悲しくなるので。)

特急「花嫁のれん1号」特急券(チケットレス)
北陸新幹線金沢開業と同時に運行を開始した金沢から和倉温泉を結ぶ「花嫁のれん」の特急券になります。特急料金が聞きなれない額ですが、金沢~津幡間のIRいしかわ鉄道の特急料金が200円(指定席・自由席同額)...

もっともJR西日本のチケットレスサービスは例外なく紙チケットに引き換えが可能ではあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました