JR西日本のポイントサービス「WESTERポイント」を使用したきっぷです。通常の特典きっぷは乗車券・特急券の半額分のポイントを使用して「特典きっぷ」を使用できます。
一方で、期間、区間限定で割引率を上げたものもあり、「超特典きっぷ」として発売しています。過去には山陽新幹線で設定されておりました。
なお、現在発売中の山陽新幹線の超特典きっぷは2024/11/30 で発売終了し、12/1から代わりに割引率が75%から65%に下がるものの、利用区間が山陽新幹線全線となる「WESTERポイント超特典きっぷ」を発売します。なお、発駅が9時~11時30分に発車する列車は対象外です。
こちらは2025/03/10まで(1/1を以外の12/27~1/13を除く)
今回の「WESTERポイント超特典きっぷ」は、サンダーバードと北陸新幹線の乗継利用のもので運賃・料金の75%オフのポイント相当で利用できるようになっています。2024/12/26まで発売、利用可能となっています。なお、発駅が「11:00~13:59」及び「19:00~21:29」の列車は対象外となります。e5489限定での発売。
きっぷは乗車券にあたる「企画乗車券」、そして特急券にあたる「席なしの新幹線特急券」「はくたか565号指のみ券」「サンダーバード36号指のみ券」の4枚で構成されます。発券当初は面喰いましたが、指のみ券の「幹特在特」の文字を見て納得。
「幹特在特」とは新幹線(幹)が特定料金かつ在来線(在)も特定料金になっていることを意味し、具体的には在来線の特急料金、および新幹線の特急料金それぞれから530円を差し引いてそこから1割引して合算し、その金額に530円を加えたものです。ただし、あくまでもこれはベースとなる考え方で、旅客営業規則上は、実際は「旅客営業規則125条の1のニ」で決められた料金表に従って時刻表等に掲載されています。
ここを見ると、京都から越前たけふは2400円。11/4は繁忙期なので200円増しの2600円となり、ここから75%引きで650円。したがって席なしの新幹線特急券のポイントは650Pという表示になります。
同様の事例が西九州新幹線の「かもめ」と「リレーかもめ」にも見られます。
ちなみに上記の表を見てもわかるとおり、大阪・名古屋~富山間が「幹特在特」の対象で、糸魚川など富山以遠は含まれていません。このため、大阪~糸魚川の超特典きっぷは大阪~敦賀の特急料金と敦賀~糸魚川の新幹線特急料金をそれぞれ75%引きして合算という計算方法となり、きっぷの券面も変わってくるはずです。時間があれば試してみたいですが、ちょっと期間内は厳しいかな。
大混雑の敦賀駅
越前たけふ駅を出発した「はくたか565号」は10分強で敦賀で到着。10分強という時間は在来線だと北陸トンネルを通過する時間とほぼ同じで、新幹線の威力を思い知ることになります。
敦賀駅は大混雑、流石に三連休最終日の夕方ということで乗継のコンコースは人でごったがえしています。そしてそこに唯一あるセブンイレブンのレジは大行列に。明らかにキャパオーバーな感じですが、乗り換えの間の一瞬だけなので大きくするわけにもいかず、ある意味ジレンマです。
もっとも乗継時間が12分以内の場合、多分購入は無理でしょう。
サンダーバード36号は繁忙期ということもあって12両編成。ホームの向かい側には「しらさぎ14号」が客待ち中。一方もう一本のホームには「しらさぎ11号」と「サンダーバード33号」が相次ぎ到着し、敦賀駅の特急ホームは満線状態に。「しらさぎ11号」「サンダーバード33号」はいったん引き上げてから次の列車に回されるため、遅れても比較的余力はありますが、それでも敦賀駅乗継コンコースの喧噪は他では見られない特有のものではないでしょうか。
車両は「サンダーバード」では少数派である681系。網棚下の照明の有無で681系か683系か区別がつきます。(あるほうが681系)しかし・・・
自席だけ照明切れてる・・・
なかなかの仕打ちですなあ。
まあ暗いということはよく寝られるということで前向きに考えることにしました。
席に落ち着いて敦賀駅で購入した駅弁を広げます。北陸路なので寿司駅弁で。
敦賀駅の駅弁業者は塩荘。地域の仕出しも行う駅弁業界では大手と言われる業者です。塩荘は昔から鯛の押し寿司でわりと有名で、これにかにの押し寿しを加えたものになります。1600円。
中身は予想どおり鯛とカニの押し寿司が半分ずつ。既に切られているので箸でも十分ですが、木製のナイフもついているのでさらに切り分けることも可能です。塩荘というだけあって鯛は塩味が少し効いており、醤油がなくてもすし飯にフィット。(醤油もついてきます。)
一方かにはあまり塩味はきいていないように思えますが、それはそれでOK。見た目は小さいですが、押し寿司だけあってボリューム自体はかなりのものとなります。
日持ちもして、通常の駅弁のように中身が崩れることもないため、お土産にも最適かと。
あたりはすっかり暗くなり、湖西線を疾走。山科駅通過時に京都駅到着案内が入ります。お約束の「次の東山トンネルを抜けますと、京都です」の案内で、車内は荷物を整理する人でざわつき、トンネルを抜けるとほどなく京都駅にすべりこみました。
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