2回連続の「やくも25号」です。(笑)
「やくも25号」は実は通勤で毎日見ていて、見慣れた光景ではあります。自分は普段は普通列車に乗りますが、まあ国鉄特急色最終日の特急に試しに乗ってみようと、前日に購入しました。
廃止最終日などのいわゆる「廃止鉄」に関しては基本的に避けるようにしています。というのも学生の頃通学で使ってた路線がたまたま廃線となり、その最終日だったのですが、当然のごとく大量の鉄道ファンが集結。そこでカメラの銀箱(アルミケース)抱えた鉄道ファンの突進を喰らって肋骨にヒビが入るケガをしたんですよね。
しばらくは銀箱を見るとびくっと拒絶反応が出てしまい、ちょっとしたトラウマになっていました。
もっとも人間って忘れるもので、流石にもうそこまで拒絶反応もなくなり、あとちょっと気になることもあったので、今回乗車することに。
なお、トク特チケットレスは岡山地区、山陰地区、北近畿地区のおおむね75km圏内の間で、乗車日前日から発売されるチケットレス特急券です。
在来線の特急指定席が利用可能で、おおむね25km以内が300円、50km以内が500円、75km以内が700円です。(例外もあります。)
指定席特急券としてはかなり格安ですが、乗車変更ができないのは注意。基本的に乗車直前に購入するきっぷです。
きっぷに引き換えずに乗車も可能ですが、このようにきっぷ引き換えも可能です。
最終日の光景
出勤時、何気に松江駅の改札を見るとホワイトボードにラストランのイラストが。気合入っているなあ、と感心しながら仕事場へ。ところが・・・
【交通情報】伯備線で落石 特急やくもに運転取り止めや遅れ JR西日本
落石が多い伯備線とはいえ、ここでも落石かぁ。。。
仕事場に向かうときはラストランイラストだったホワイトボードが運行情報に早変わり。それによると約1時間遅れとのこと。
ならば、と駅ナカのラーメン屋で晩飯を済ませ、約1時間後松江駅のホームへ。ホーム上ではかなりの人がいました。
やがて遅れて「やくも25号」が到着。かなりの人のお見送りがあり、松江駅を出発しました。
宍道を過ぎ、あとは終点の出雲市・・と、オルゴールの「鉄道唱歌」が流れ、車掌から381系引退のあいさつが。すると、室内で一斉に手が上がりあちこちで録音が始まり、スピーカー付近は当然のようにマイクが向けられます。端から見るとちょっと不思議な光景です。
やがて、約55分遅れで終点出雲市に到着。下車するとみんな一目散に最前部先頭車へ。
最前部先頭車は完全に撮影会状態。すごいひとだかりです。
一方最後尾はそれほど人がおらず、まったり。やはり貫通型が敬遠されたのでしょうか。
やがて、西出雲に向けて発車。その発車にカメラが向けられます。列車が動き出すと、一斉にシャッターが。そして・・・
「ありがとー」
の声が。
テレビで廃止のニュースを見るとたまに聞くので気にはなっていましたが、生で聞くとなんか妙に場違いというかなんというか。というか何が「ありがとー」なんでしょうか???(´・ω・`)
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