通勤特急「びわこエクスプレス2号」チケットレス特急券

びわこエクスプレス2号特急券

大阪発草津行き特急「びわこエクスプレス2号」のチケットレス特急券です。
草津は群馬県の草津温泉ではなく、滋賀県の草津市のほうです。(関西以外は草津宿あるいはサッカーの草津東高校のほうが通じる?)
そういえば最近まで特急「草津」なんてものもありましたね。

特急「草津3号」特急券・グリーン券
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こちらは温泉とは関係がない純然たる通勤特急で、朝方に大阪行きが1本、夜に米原行きと草津行きがそれぞれ1本ずつ運転され、土休日は運休となります。

きっぷは乗車前日より発売される「チケットレス特急券」は、2024年現在の「J-WESTチケットレス」です。特急指定席が利用可能な特急券で、京都~大阪間の2018年当時は510円でしたが、2024年現在は650円。ただし、1/31まで限定で特定の条件で250円で購入できます。

特急「サンダーバード17号」おためしWESTERポイントチケットレス
JR西日本のWESTERポイントは特急券に充当することができます。このうち、「WESTERポイントチケットレス」は、「J-WESTチケットレス」のうちの一部をポイントで置き換えることができます。2日前...

「J-WESTチケットレス」と言いながら「J-WESTカード」専用ではなく、通常のクレジットカードでも購入可能というのがかなりややこしいですが、「J-WESTカード」で購入の場合は4.5%(ゴールドは5%)相当のポイントが付くため、やはり「J-WESTカード」が強いです。
2024年時点の価格650円というのは、新快速のAシートのチケットレスが600円、京阪特急のプレミアムシートが500円というのも考えても絶妙な設定ではないかと思います。

なお、この「びわこエクスプレス」ですが、2024年3月のダイヤ改正で「らくらくびわこ」に名称変更することが決まっています。

JR西日本「らくラクびわこ」登場! 「びわこエクスプレス」名称変更
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平日の通勤時間帯のみ運転なので、試し乗りはお早目に。

観光特急から通勤特急へ

びわこエクスプレス2号

草津行き「びわこエクスプレス2号」は「はまかぜ6号」の大阪到着後、そのまま「びわこエクスプレス2号」に変身して運転。

大阪駅10番線に入る「びわこエクスプレス2号」はキハ189系気動車による運転。というか、浜坂・香住からやってきた特急「はまかぜ6号」が大阪駅に到着後、そのまま「びわこエクスプレス2号」に変身する形態です。

このため、編成は「はまかぜ6号」にあわせて3両編成と6両編成で運転する日があります。2014年の運行開始当初は自由席もありましたが、現在はチケットレス特急券の普及によって全車指定席となっています。
なお、「はまかぜ6号」->「びわこエクスプレス2号」に変身する間いったん車外に出され、乗り続けることはできません。

なんとなく「はまかぜ6号」をそのまま草津まで延長させたほうが効率が良さそうな気もしますが、現在まで変える予定がないということは、おそらく大人の事情があるのでしょう。

行き先

行き先の「草津」表示。草津温泉は行きません。

行き先は「大阪」から「草津」に変わり、車内清掃が完了すると、車内に入ることができます。

この日は3両編成ですが、窓側が埋まる程度の乗車。結構乗っています。
購入時はかなり空いていましたが、ここまで乗車するということはやはり直前購入が多いということでしょう。

車内表示

車内表示も「びわこエクスプレス」に。なお、「ひだ」「スーパーはくと」があるので、大阪~草津間の気動車列車自体はそれほど珍しくはありません。

行き先表示も「びわこエクスプレス 草津行き」に。

「はまかぜ6号」から降り立った客がほとんどが観光客でしたが、「びわこエクスプレス2号」の車内を見渡すと、ほとんどが通勤帰りと思しき客。
観光特急から通勤特急への見事な変身を垣間見た気がしました。

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